フリーランスの9割以上がリスキリングの効果を実感。うち2割が「収入増加に繋がった」【リインフォース調べ】

リインフォースは、フリーランス・副業・複業人材1,053名を対象に、リスキリング（学び直し）に関するアンケートを実施した。

「リスキリングに取り組んだことがある」は27.2%

まず、「リスキリングに取り組んだことがあるか」を聞くと、27.2%が「はい」と回答した。

職業形態別で見ると、本業のフリーランスは15.7%、副業・複業人材は36.5%がリスキリングを実施していることがわかった。

リスキリングに取り組んだ理由を聞くと、「仕事の幅を広げるため」が49.8%と最も多かった。ついで「専門知識を身に付けるため」「資格を取得するため」と続き、自主学習への前向きな姿勢がうかがえた。

9割以上の人がリスキリングによる成果を実感している

リスキリングに取り組んだことで「成果があった」と実感している人は91.9%だった。

具体的な成果内容としては、「専門知識が身に着いた」「仕事の幅が広がった」「資格を取得できた」などが挙げられた。また、22.3%の人は「収入が増えた」と回答した。

リスキリングに取り組んだ分野を聞くと、「プログラミング」が最も多く、30.0%のフリーランスが実施していた。その他、データ分析や統計分析、情報セキュリティ、語学にも人気が集まった。

上記の学習分野を選んだ理由としては、「現在の仕事で必要なスキルだから」「仕事に関連しているが、まだ持ってないスキルだから」「仕事に関係はないが、新しい分野のスキルを身に付けたいから」といった回答が多かった。

また、成果につながりやすい分野を調べたところ、「プログラミング」「データ分析・統計分析」「情報セキュリティ」の3つであることがわかった。中でもプログラミングは「仕事の幅が広がった」と回答した人が多く、データ分析・統計分析は「収入増加につながった」と回答した人が多かった。

学習ツールは「eラーニング」が人気。1ヶ月あたりの費用は「5千円未満」

実際にリスキリングに取り組んだ方法を聞くと、「eラーニング」「オンラインセミナー」「読書」「動画サイト（YouTube / Udemyなど）」を挙げた人が多かった。

また、「成果があった」と回答した人に最も選ばれているのは「eラーニング」で、ついで「オンラインセミナー」「読書」となった。

リスキリングにかける1ヶ月あたりの費用としては、「5千円未満」が最も多く、全体の約3割を占めていた。

課題は「勉強時間の確保」と「学習ツールの選択・情報収集」

リスキリングに取り組む際の課題を聞くと、「学習時間を確保するのが難しい」が40.7%と最も多かった。対処法としては「趣味や娯楽の時間を削って学習に充てた」との回答が多く見られた。

次に多かったのは「最適な学習ツールが見つからない」で、対処法としてはSNSやオンラインコミュニティでの情報収集、YouTubeなどの無料ツールでの学習等が挙げられた。

リスキリングに取り組む上で必要だと思うことを聞いたところ、「学習分野および最適なツールの選択」と「自身のキャリアプランの明確化」との回答が多かった。

調査概要

• 【調査期間】2022年12月8日～12月21日
• 【調査対象】20代から60代のフリーランス・副業・複業人材
• 【調査方法】インターネットを利用したアンケート調査
• 【有効回答数】1,053名