社長の平均年齢、過去最高の63.02歳に。最高齢は「秋田県」では最年少は?【東京商工リサーチ調べ】
社長の高齢化が続く中、後継者不在や事業承継も大きな問題に。
2023/2/3 16:01 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
東京商工リサーチは、「全国社長の年齢」に関する調査を実施した。約400万社のデータベースから、2022年12月時点の代表者の年齢データを抽出、分析している。
全国の社長の平均年齢、過去最高の63.02歳に
2022年の社長の平均年齢は、調査を開始して以来最高の63.02歳となった。後継者不在による「後継者難」倒産は422件(前年比10.7%増)で、2013年以降初の400件台となった。
増収企業は30代以下の社長がトップ。高年齢ほど業績悪化の傾向?
企業の業績情報を社長年齢別に見ると、直近決算で「増収」だったのは「30代以下」が59.3%で最も高かった。一方、「70代以上」は42.9%と最も低く、「赤字」や「連続赤字」の構成比も他の年代より高い傾向にあった。
2022年に「休廃業・解散」した企業の社長の年齢は平均71.63歳で、3年連続で70代に乗った。一方で、生存企業の社長の平均年齢は63.02歳となり、その差は8.61歳だった。
都道府県別の最高齢は「秋田県」最年少は「大阪府」
都道府県別では、社長の平均年齢の最高は秋田県の65.33歳。前年の64.91歳から0.42歳上昇し、2年連続トップとなった。以下、高知県64.94歳、長崎県64.60歳と続いている。最年少は大阪府の61.76歳だった。
調査概要
- 【調査対象】東京商工リサーチの企業データベース(約400万社)※「社長」は、代表取締役社長のほか、個人事業主や理事長などを含む
- 【調査時期】2022年12月時点
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