ソーシャルリスニングの目的は? 「クチコミ把握」を押さえた1位は「〇〇対策」【NTTコムオンライン調べ】
今注目の環境動向は「メディアの多様化複雑化」「Twitter API有料化」。
2023/7/24 8:30 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションは、「企業におけるソーシャルリスニングの実施状況」についての調査を行った。企業の広報、マーケティング、リスク管理の担当者に、ソーシャルリスニング※の活用方法などを聞いている。
※ソーシャルリスニング:ソーシャルメディア上で消費者が発信している情報を収集・分析し、マーケティングやリスク管理に活用すること。
ソーシャルリスニングで「炎上」をいち早く把握
調査によると、企業担当者のうち「ソーシャルリスニング」を認知している人は合計で69.7%。そのうち、手法についても知っている人は計41.7%だった。
ソーシャルリスニングをどのように活用しているかを聞くと、「自社のブランド、製品・サービスに関して、いわゆる“炎上”やトラブル事案をいち早く把握する」が52.3%と最も多く、ついで「SNS上のユーザーの声の傾向・内容を把握する」と続いた。
ソーシャルリスニングの実施方法としては、「自社で有料ツールを使用」が57.1%と圧倒的だった。
データ分析のリソースや人材不足が課題?
ソーシャルリスニングの現場における課題を聞くと、実施者においては「データの収集・分析にかかる労力」「専門スキル人材の不足」などが挙げられた。
ソーシャルメディアに関して最近注視している環境動向としては、実施者では「メディアの多様化複雑化」「Twitter API有料化」「炎上による企業イメージの誹謗中傷」「分析対象データ量の増加」がいずれも9割を超えていた。
調査概要
- 【調査対象】「NTTコム リサーチ」登録モニター
- 【調査方法】非公開型インターネットアンケート
- 【調査期間】令和5年3月23日(木)~31日(金)
- 【有効回答数】スクリーニング調査:961名 本調査:405名
- 【回答者条件】スクリーニング調査:20歳以上64歳以下の全国男女 本調査:企業のソーシャルリスニング関連業務担当かつニーズあり層 ※実施層と非実施層を割付して調査を実施
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