シニアもすでに9割がスマホ所有！「家族と同じ／違う通信キャリアを使うシニア」の割合は？【MMD研調べ】

他者にサポートしてほしい・これから使いこなしたいのは「ポイントを貯める」「メッセージアプリ」。

冨岡晶（Web担編集部） 1/29 8:30 調査／リサーチ／統計 | 調査データ

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MMDLaboが運営するMMD研究所は、「シニアのスマホの利用」に関する調査結果を発表した。60歳～79歳の男女10,000人が回答している。

ふだん利用は「メッセージの送受信」「インターネット検索」「通話」

まず予備調査として60歳～79歳男女10,000人に「モバイル端末を持っているか」を聞くと、所有率は95.9%。メイン端末の種別は「iPhone」28.8%、「Android」64.8%、「フィーチャーフォンやガラホなど」4.1%、「わからない」2.4%で、スマホ所有率は93.5%となった。

スマホ所有者8,966人のうち通信契約しているスマホを所有している8,921人に、「メインで利用しているスマホで契約している通信サービス」を聞くと、「docomo」28.7%が最多。以下「Y!mobile」13.9%、「UQ mobile」11.6%が続いた。

そこで、「家族と同じ通信キャリアを利用しているか」を聞くと、「家族のなかに自分と同じ通信サービスを利用している人がいる」63.4%が主流派の一方、「家族は自分が利用していない通信サービスを利用している」が20.7%存在した。

「スマホを利用して行っていること」では、「メッセージの送受信」73.2%、「インターネット検索」68.2%、「通話」66.1%が上位だった。

契約やふだんの利用で他者のサポートを受けたシニアは51.4%

通信契約しているスマホを所有している8,921人を対象に、「スマホの契約やふだんの利用にあたって他者からのサポートを受けたか」を聞くと、「サポートを受けた」51.4%、「サポートを受けていない」48.6%で、ほぼ半々に分かれる。サポートを受けたことがある4,582人に「サポートを受けた場面」を聞くと、「契約のみサポートを受けた」59.3%、「契約もふだんの利用もサポートを受けた」37.0%、「ふだんの利用のみサポートを受けた」3.7%となった。

予備調査から抽出したスマホを持つシニア1,200人のうち、他者のサポートを受けた経験があり、月に数回利用している機能がある513人に「他者のサポートを受けないと利用できない機能があるか」と質問すると、「ある」は26.1%。「他者のサポートを受けないと利用できない機能」としては、「ポイントを貯める」48.9%、「メッセージアプリ」30.1%、「写真や動画の撮影・閲覧」22.9%が上位だった。

「サポートを受けずに1人でも利用できるようになりたい機能」でも、「ポイントを貯める」25.4%、「メッセージアプリ」16.3%、「SNSの利用」9.3%と似た傾向だった。

調査概要

【調査対象】＜予備調査＞60歳～79歳の男女＜本調査＞スマホを持つシニア
【調査方法】インターネット調査
【調査時期】2024年12月11日～12月13日
【有効回答数】＜予備調査＞10,000人　※人口構成比に合わせて回収＜本調査＞1,200人
※予備調査でスマホを持っていると回答したシニアの構成比に合わせてウエイトバックを実施