ネットショップの決済方法ランキングTOP3を紹介!メリット・デメリットも徹底比較
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(目次)
- 主な決済方法とユーザーファーストの考え方
- ネットショップで利用されている決済方法の割合
- クレジットカード
- コンビニ決済
- 銀行振込
- 代金引換
- 後払い
- キャリア決済
- スマホ決済サービス
- ショップにおすすめの方法は?
- ターゲットごとに決済方法を使い分けよう
- まとめ
この記事は、ネットショップかんたん作成のshop byが運営するオウンドメディア「ECナレッジ」から転載しています。 https://shopby.jp/ecknowledge/
主な決済方法とユーザーファーストの考え方
ネットショップの決済方法と、導入する際に大切な「ユーザーファースト」の概念について解説します。
■ネットショップで利用されている代表的な決済方法
ネットショップの支払い方法は、多彩な手段の中から選べます。主な決済方法は、以下のとおりです。
・クレジットカード
・コンビニ決済
・銀行振込
・代金引換
・後払い
・キャリア決済
・スマホ決済サービス
■複数の決済方法を用意することがユーザーファーストにつながる
決済方法は、複数の選択肢の中から自由に選べるようにしたほうが、ユーザーの利便性を高められます。ユーザーを第一に考える「ユーザーファースト」を考慮した決済方法を導入すれば、販売機会を逃さず、売上にもつながります。
ネットショップで利用されている決済方法の割合
総務省が2019年に実施した「通信利用動向調査報告書(世帯編)」によると、インターネット上で最も利用率が高かった決済手段は、クレジットカード決済でした。クレジットカード決済の利用率の割合は66.1%にまで上ります。次いで、コンビニ決済が30.9%、代金引換が26.9%、銀行振込が23.7%でした。
【インターネットを使って商品を購入する際の決済手段の推移】
クレジットカード決済は、過去3年間で最も利用率が高まっています。その一方で、その他の決済方法は低い傾向にあることがわかっています。
(出典)令和元年 通信利用動向調査報告書(世帯編)-図表6-12|総務省
クレジットカード
クレジットカードは、注文と同時に決済を行える決済手段の一つです。普及度も高く、クレジットカード決済を導入すれば、クレジットカードを所有する購入者に利用してもらえる可能性が高まります。
■メリット
クレジットカード決済のメリットは、決済から発送までのプロセスをスピーディに行えることです。決済が完了してから商品を発送するため、購入者が商品代金を支払い忘れたり、踏み倒されたりする心配がありません。
■デメリット
クレジットカード決済のデメリットは、導入するショップ側に決済手数料が発生する点です。また、クレジットカードの個人情報を管理する必要があり、不正アクセスなどによって外部に流出するリスクが高まります。そのため、セキュリティ対策の強化が不可欠です。
コンビニ決済
コンビニ決済による支払い方法には、前払いと後払いの2種類があります。前払いは、コンビニ収納代行会社から事前に通知された「支払番号」をコンビニのレジなどに提示して支払います。一方、後払いは、商品と同梱された払込票をコンビニで提示して支払う方法です。
■メリット
コンビニ決済のメリットとして、前払いのケースでは未払いのリスクを避けられます。また、購入者側のメリットは、コンビニの営業時間中ならいつでも支払いが可能なことです。
■デメリット
商品代金を事前に支払ってもらえる前払いに比べ、後払いは未回収のリスクが高まります。また、周辺にコンビニがない地域では、支払いが不便なため、商品の販売機会を失う可能性があります。
銀行振込
銀行振込は、ネットショップ側が指定する銀行口座に、購入者が商品の代金を振り込む支払い方法です。一般的な決済方法として定着しているため、幅広い年齢層で利用されています。
■メリット
銀行振込なら、商品代金が未回収になるリスクを抑えられます。購入者側のメリットは、ネットショップが指定する銀行に口座をもっていれば、振込手数料をかけずに支払える(条件による)ことです。
■デメリット
銀行振込のデメリットは、店頭振込の場合には営業時間中でしか決済が行えないことです。また、購入者からの入金確認を個別に行う必要があるため、受注から商品を発送するまでに時間を要します。
代金引換
代金引換は、商品を引き渡す際に代金を受け取る方法です。受注後すぐに商品を発送でき、ネットショップオーナーに代わって配達業者が商品を届ける際に購入者から代金を受け取ります。
■メリット
代金引換のメリットは、商品代金の入金を待たずに発送を迅速に行えることです。クレジットカードや銀行口座をもっていない人でも支払えるため、利用者を選ばない決済方法といえます。
■デメリット
代金引換のデメリットは、購入者に受け取りを拒否されると、代引手数料や往復分の送料をネットショップ側が支払わなければならないことです。また、購入者は商品代金を用意しておき、配送日は商品が届くまで外出を控えなければなりません。
後払い
後払いは、購入者が商品を受け取ってから代金を支払う方法です。支払いを後回しにでき、手軽にネットショッピングを楽しめるため、ユーザーファーストを取り入れた支払い方法といえます。後払いを積極的に導入するネットショップも増えています。
■メリット
後払いのメリットは、購入者が商品の実物を確認してから、商品代金を支払えることです。購入者は安心して商品を購入できるため、ネットショップに対する信頼につながりやすいです。
■デメリット
後払いは、商品代金が未回収になるリスクが高まるほか、購入後のキャンセルの手続きに手間がかかります。また、利用限度額が設定されているケースも多いため、高額な商品の販売には向いていません。
キャリア決済
携帯電話キャリア会社のユーザーだけが利用できる決済手段です。キャリア決済を選ぶと、商品の購入代金は携帯電話の利用料金と一緒に毎月の請求金額に上乗せされます。
■メリット
携帯電話の利用料金と一緒に請求されるため、クレジットカードを所有していない人でも迅速に決済を行えます。キャリア決済を導入すれば、キャリアで契約しているユーザーの取り込みも可能です。
■デメリット
各キャリア会社によって決済までの手続きが異なるため、個別の対応が必要です。また、利用上限額が設定されているケースが多く、高額な商品には不向きであることが多いです。
スマホ決済サービス
スマホ決済サービスは、銀行口座やクレジットカードとスマホをひもづけた決済サービスを利用して支払う方法です。購入者は「LINE Pay」や「PayPay」などの決済アプリのダウンロードを事前に行っておく必要があります。
■メリット
キャリア決済のメリットは、スマホアプリの利用に慣れている若年層のユーザーを取り込めることです。一方、ユーザー側では、現金が不要なほか、ポイントの還元を受けられるため、お得にネットショッピングを利用できます。
■デメリット
ECモールによっては、スマホ決済の導入ができないサービスもあるため、必ずしも自社のネットショップの決済方法に取り入れられるとは限りません。ユーザー側のデメリットは、銀行口座やクレジットカードとの連携や、アプリのダウンロードの手間がかかることです。
ショップの決済におすすめな方法は?
ネットショップに導入しておくべき決済手段を、ランキング形式で紹介します。なお、ランキングは執筆時点のものです。日ごろからインターネットでトレンドをつかみ、その時々で人気が高い決済方法を取り入れていくことも大事です。
■1位:クレジットカード決済
上述したとおり、クレジットカードはインターネット上での利用率が最も高い決済方法です。多彩な決済サービスが登場するなかでも、利用率が増加傾向にあることから、ネットショップの決済方法として欠かせません。実際に多くのネットショップでも導入されています。
また、クレジットカード決済は定期的に自動での引き落としが可能なため、定期購入の継続率が高い傾向にあります。化粧品やサプリメントなどの定期購入に向いている商品の販売にもおすすめです。
■2位:コンビニ決済(後払い)
コンビニ決済の後払いは、需要が高い決済方法です。購入者は、手元に商品の実物を確認して納得してから、代金の支払いを行えます。また、クレジットカードを所有していない人をターゲットに取り込みたい場合にも有効な手段です。一般的に、払込票を商品に同梱して発送するケースが多いです。
■3位:キャリア決済
キャリア決済では、キャリアのIDやパスワード、暗証番号を入力するだけで、商品代金の決済を手軽に行えます。毎月の利用料金と一緒に支払える便利な決済方法です。総務省が2017年に公表した「通信利用動向調査報告書(世帯編)」によると、利用率72.5%のパソコンに対し、スマホは75.1%と、大きく上回っていることからも、キャリア決済の有用性に納得できます。
ターゲットごとに決済方法を使い分けよう
決済方法は、ネットショップのターゲットにあったものを選ぶことが大切です。以下では、ターゲット別の決済方法を解説します。
■ターゲット:10代・20代
10~20代の若年層のユーザーは、クレジットカードよりも手軽に決済を行えるスマホ決済サービスを利用する傾向が高いです。若年層のユーザーをターゲットにする場合は、キャリア決済やスマホ決済サービスのほか、後払い決済やコンビニ決済がおすすめです。ショップでも、トップページや決済紹介ページでスマホ決済ができることをアピールするのもよいでしょう。
■ターゲット:シニア世代
現金での支払いに抵抗がないシニア世代では、現金払いの需要が高い傾向にあります。そのため、シニア世代をターゲットにしたネットショップでは、銀行振込やコンビニ決済、代金引換、後払いなどの決済方法を導入することも効果的です。
■ターゲット:一般ユーザー
一般ユーザーをターゲットにする場合は、利用率が最も高いクレジットカード決済の導入は不可欠です。また、多くのユーザーを取り込むためには、コンビニ決済や後払い、キャリア決済、スマホ決済サービスなどもおすすめです。
■ターゲット:海外のユーザー
国によって普及している決済方法の種類は異なります。海外のユーザーをターゲットにする場合は、対象となる国の決済方法や法律などの確認も必要です。なかでも、海外からの支払いが可能なクレジットカード決済やAmazon Pay、PayPalの導入は欠かせません。
まとめ
決済方法の選び方次第で、ターゲットの取り込みや商品販売の機会を増やすことも可能です。ネットショップを開設する際は、クレジットカード決済やスマホ決済サービスなどの多彩な決済方法を導入できるサービスを利用しましょう。
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