電通が3月11日に公表した「2019年 日本の広告費」によると、2019年1~12月における「インターネット広告費」は前年比19.7%増の2兆1048億円だった。
新聞やテレビなどマスメディア由来のデジタル広告が伸びたほか、今回から調査対象に追加された「物販系ECプラットフォーム広告費」が市場規模を押し上げた。「インターネット広告費」はテレビメディア(1兆861億円)を超え、媒体別で初めて首位になった。
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「テレビメディア広告費」と「インターネット広告費」
「インターネット広告費」の市場規模には、今回の調査から「物販系ECプラットフォーム広告費」の金額が追加された。「物販系ECプラットフォーム広告費」とは、「Amazon」や「楽天市場」といったECプラットフォームに出店している事業者がプラットフォーム内で投下した広告費。2019年の「物販系ECプラットフォーム広告費」の金額は1064億円だった。
「物販系ECプラットフォーム広告費」を除外し、前回調査と条件を合わせた場合の「インターネット広告費」の市場規模は同13.6%増の1兆9984億円。
インターネット広告費の内訳
インターネット広告費のうち「運用型広告」は1兆3267億円(前年比15.2%増)。
マスコミ4媒体(新聞・雑誌・ラジオ・テレビ)の事業者が主体となって提供するデジタル広告は「新聞デジタル」が146億円(10.6%増)、「雑誌デジタル」が405億円(20.2%増)、「ラジオデジタル」が10億円(25.0%増)、「テレビメディアデジタル」が154億円(46.7%増)となっている。
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媒体別広告費
国内の総広告費は6.9兆円
2019年の国内の総広告費は6兆9381億円だった。
調査対象を前回調査と同じ条件に揃えた場合の市場規模は、前年比1.9%増の6兆6514億円。市場規模は8年連続でプラス成長となっている。
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オリジナル記事:【2019年の広告費】ネット広告は2兆円突破でテレビ広告費超え、ECプラットフォーム広告は1064億円
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