営業に必要なスキル、20代はストレス耐性、30代は人脈力 世代ごとの違いとは?【HubSpot Japan調べ】
HubSpot Japanは、第6回「日本の営業に関する意識・実態調査2025」を実施した。
20代の約7割は転職や起業のため、30代の約5割は営業を極めたい
営業担当者と営業責任者に「営業職に就いた際の、営業というキャリアに対する考え」について、「他職種への転向や起業のためのステップとしたい」「営業のエキスパートや営業部門の管理職になりたい」「覚えていない」の3択で聞いた。
20代の68.2%が「他職種への転向や起業のためのステップとしたい」と回答し、30代以上の各世代においては約半数または半数以上が「営業のエキスパートや営業部門の管理職になりたい」と回答する結果となった。
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「営業を選んだ理由」を聞いたところ、「やりがいがありそうだから」(26.7%) が最も多く、続いて 「希望していないが会社から指定された」(24.5%) だった。
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営業職に就いた時期を「1990年より前」「1990~1999年」「2000~2009年」「2010~2019年」「2020年以降」の5つに分け、それぞれ「営業を選んだ理由」の上位3項目を比較した。
2010年以降に営業職に就いた層では、2009年以前に営業職に就いた層の上位3項目で選ばれなかった「自己成長のため」や「安定した収入のため」がランクインした。
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営業で重要視するスキルは、全体では「コミュニケーション能力」(55.5%)だった。20代~50代では最も重要視されるスキルだったが、60代では人脈や人間関係構築力が最も重要視されるスキルだった。
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20代と30代の2つのグループに分けて比較したところ、両世代とも「コミュニケーション能力」が最も重要なスキルだったが、20代の重要視するスキル2位は、ストレス耐性が50%だった。30代では、人脈や人間関係構築力49.39%だった。
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CRMの導入率を聞いたところ、2020年から導入率は緩やかに増加しており、2024年は37.2%で昨年から1ポイント増加した。
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調査概要
- 【調査企画・実施】HubSpot Japan株式会社
- 【調査委託先】株式会社マクロミル
- 【調査対象】
- ビジネスシーンにおける「売り手」計1,545名(経営者・役員515名、法人営業組織の責任者515名、法人営業担当者515名)
- ビジネスシーンで商品やサービスの「買い手」となる経営者/役員/会社員 計515名
- 【調査方法】オンライン上でのアンケート調査
- 【実施期間】2024年11月14日〜2024年11月15日
- 【調査地域】日本全国
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