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広報活動にソーシャルメディアを活用、もうプレスリリースは要らない?

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今ここに、標準的な広報手段のメディアキャンペーン(プレスリリース配布とか)を行い、新しいサービスをリリースしようとしているクライアントがいる。そして僕らは、バイラルマーケティング要素を加えて、彼らのキャンペーンを強化してみようと考えている。

つまり、プレスリリースというのは、マスコミやニュースサイトの類いに露出することを狙ったものなんだけど、これを補足するものとして、コミュニティ型の評価システムを備えたニュースサイトDigg.comに登録し、ウェブ上の口コミを通してもヒットさせることができないかと考えているんだ。

ただしここで、トラフィックあるいは露出獲得狙いのDigg登録(Diggベイト)が、プレスリリースの代わりになるわけじゃないことは言っておかなければならないだろう。Diggベイトはあくまでも補完要素で、(うまくすれば)キャンペーンの強化につながるというだけなんだ。

これまでに、このSEOmozや他所のサイトで、Diggにおける評価獲得について、成功と失敗のどちらも目にしてきた。

広報活動の補完要素としてDiggを取り入れるのは、僕らにとっても今回が初めてだ。そして今回の作業を通じ、それがプレスリリースの作成作業そのものに非常に似ていると気付いたんだ。

僕らは、対象となる読み手と読み手の嗜好、そしてどのようなことが読み手の目に留まりやすいのか、ということについて知っている。後はそれを踏まえた上で、読み手に対して魅力的に映るよう、クライアントの製品を伝える方法を考えなければならない。

さてそれでは、通常ならDiggの対象とはならないようなものを、Diggで評価を得られるようにするには、どうしたらいいんだろう。

  • 製品情報を掲載した通常のランディングページをDiggに登録すると、いかにもスパムっぽくなり過ぎてしまう。そのため、製品の機能と、そのユニークで「すごい、カッコイイ!」的な側面を捉え、対象となる読者層を慎重に絞り込んだブログ記事を作っている。そしてもちろん、このブログ記事から製品情報ページにリンクを張る。
  • Diggに登録する際に使う見出しは、作るのにコツがいる。Diggに関して別件で経験を得た僕らは、見出しと説明文とがDigg登録の成否を決める、ということに気が付いた。チャンスは1度きりのため、かなり戦略的に使う見出しを作成することが重要なんだ。たとえば、「ハウツー」系や「トップ10」系のように、特定の形式は非常に人気が出ることが多い。しかし人気が出過ぎるのも考えもので、ときにスパムだと通報されてしまう可能性もある。
  • Diggに登録するタイミングも重要だ。さっき書いたように、Diggに登録できるのは1度きりなので、自分自身の手で登録することが大事なんだ。でないと、見出しと説明文を自分で決められないからね。のんびり構えている間に、万が一にも「8thGradePimp」なんて名前のガキンチョDiggユーザーがこちらの製品をスクープし、意味不明の無価値な見出しを付けて登録してしまったら、もうおしまいだ。

戦略を決め、コンテンツを公開し、Diggに登録し終えたら、あとはもう人事を尽くして天命を待つって感じで、特に何もできることはない。たくさんDiggが集まる(プラス評価)だろうか? Buryを食らっちゃう(マイナス評価)かも?あるいはあまりに注目を集めすぎて、サーバーがクラッシュしちゃったりとか……、ああ思いは駆け巡る。

ほかのあらゆる宣伝方法と同じように、Diggも非常に移ろいやすく、絶対に確実なんてことはまったくない。しかし、もしDiggでプラス評価が集まり、Diggのトップページを飾ることができれば、きっと広報手段の中でも旨味のある要素の1つになり得るんだ。

僕らは広報手段の一要素として、Diggの活用を試し始めたばかりなので、みんなの意見や感想をぜひ聞かせてほしい。広報手段として、ソーシャルメディアサイトを使ってる人はいるかな。この方法には、どんな良い点と悪い点があるだろう。今後、みんなもこういう方法を使ってみたいと思うだろうか。

用語集
PR / SEO / はてなブックマーク / キャンペーン / ソーシャルメディア / バイラル / ヒット / プレスリリース / リンク / 広報
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