Yahoo!とGoogleで異なる「関連検索キーワード」表示の仕組み
[特集] 好感度上昇で人が集まる! 評判管理の技術SMO実践テクニック
Yahoo!とGoogleの関連キーワードの表示ロジック
Yahoo!やGoogleの検索結果に「関連検索キーワード」というものが表示されていることにお気づきの方は多いのではないでしょうか。
ユーザーにとっては、うまい検索キーワードが見つからずに、とりあえず単キーワードで検索をしたとき、そのキーワードに関連したキーワードが表示されるので、とても便利な機能と考えられます。しかし、企業側にしてみると、企業名で検索したときに過去の不祥事に関するキーワードが表示されるなど、困ったことも少なくないようです。
まずは、Yahoo!とGoogleの関連キーワードの表示ロジックをまとめてみましょう。
Yahoo!の関連検索キーワード
直前までの検索キーワード(ユーザーが検索に利用したキーワード)の中から、ある時間枠において頻繁に用いられるものを候補として表示しています。たとえば、夏の高校野球大会の決勝戦で、試合中に高校野球と検索すれば、「高校野球 決勝」や「高校野球 試合結果」といった具合に、その時勢を反映するし、10月1日に検索すると「高校野球 秋季大会」という候補を表示します。
Googleの関連検索キーワード
対してGoogleは、クローラが収集したWebページ上で検索キーワードと一緒によく出現する言葉を関連検索として表示します。つまり、過去に積み重ねられたWebページの文書群から、その言葉とよく一緒に取り上げられた話題を表示しているのであって、Yahoo!のそれのようにこの瞬間の世の中の話題・関心事を表示しているわけではないのです。ですから10月1日に「高校野球」と検索すると『高校野球 選抜, 高校野球 速報』といった具合に表示され、時勢との関連性は反映されません。
Googleの関連検索キーワードにおいては、「クローラが収集したWebページ上で検索キーワードと一緒によく出現する言葉」が表示されるため、ブログなどのソーシャルメディアでどのように語られているかも影響していると考えられます。ソーシャルメディアは、このようなところにまで影響を及ぼしているのです。
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