ブログを書いている自分は自分が知っている自分じゃないブログが続けられない人は「Give and Give」で
ブログを書いている自分は自分が知っている自分じゃない
ブログが続けられない人は「Give and Give」で
いしたに 最終回ということで、ブログがなかなか続かない人にアドバイスでもいただければと思います。僕自身も続けるコツや秘訣て何があるんだろうということをよく考えるんですが、さっきモダシンさんがおっしゃってた「斜め方向から見た感じで書く」というのがすごく大事なのではないかと思うんですが。
永沢 確かにそうなんだけど、それじゃ続かないんだよねえ。なんというか、自分の違う部分で書くといいんじゃないかなあ。それもちょっと違うな。「ブログを書いている自分は自分が知っている自分じゃない」みたいになれると、ブログを書く時に知らない自分に会えるので楽しくなります。
いしたに 禅問答みたいになってきた(笑)。
永沢 時間が経ってから書いた記事を読むと、「ああ、あれは潜在意識だったんだなあ」と思える時もあるんですが、このあたりはむずかしいから、「まず書け」、そして「続けろ」ですね。
いしたに ええ、7年前のことが今でも有効だと思うんです。
永沢 それでも続けられない人に1つアドバイスを考えるとすれば、「他人のブログにコメントをたくさん書くようにしましょう」ですね。コメントを書くと、書かれたブログの人があなたのブログにコメントを書いてくれるようになります。そうするとその人たちのために記事を書くようになります。これは「Give and Give」です。Takeなんて期待しちゃだめですね。きっとみんな「自分は人に与えられるものなんて持ってない」と思っているかもしれないんですが、コメントに「おもしろかったです」とか「いつも読んでいます」って書くだけで、十分Giveになるんです。だからみんなもっとGiveしようよ、ということをこの場を借りて伝えておきたいと思います。
いしたに 同感です、コメントが欲しかったら、まずは自分が他人のブログにコメント書こう!
永沢 です。それも継続的にですね。単発だとスパムだと思われるから(笑)。スパム?って思われた時にスパムじゃないことを証明する自分のブログがあるというは強いです。
いしたに ですね。最後きれいにまとまった。「他人のブログにコメントをたくさん書くようにしましょう」がブログを続ける秘訣。これは簡潔で素晴らしい。最終回にふさわしい内容になりました。ありがとうございました。
まとめ:連載を振り返って
2008年の2月から始まったブロガーウォッチング。気づけば2年の連載となりました。今回、めでたく最終回となったわけですが、過去のものを読み直してみて、それぞれのブロガーがそれぞれの流儀を持っていることに、どの回でも驚かせられます。
そして、この連載で登場したいただいたブロガーの方全員は今でも現役バリバリであることが、まさに大きなお世話ですが、とてもうれしいのです。
日本でブログの書き手が爆発的に増えたのが2004~2005年。その時に起きた大きなネットの変化はひたひたと今でも進行し続けています。この連載のアーカイブがその変化の記録となることができれば、これ以上の喜びはありません。みなさん、これまでありがとうございました。
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