リンクが集まる施策・集まらない施策×10 など10+2記事(海外&国内SEO情報)
リンクが集まる施策・集まらない施策×10
定番だけれど実践してみよう (Vertical Measures Blog)
被リンクが集まる施策と集まらない施策をあわせて10個、バーティカル・メジャーズ ブログが紹介した。
- 美しい夕日や、ページの半分を埋め尽くす回転する商品紹介のような大きなFlashムービー
→ さほど集まらない - 役にたつ、愉快なビデオ
→ 集まる - 複数の商品写真とリンクだけでコンテンツなし
→ 集まらない - 業界や関係するトピックを視覚化したインフォグラフィック
→ 間違いなく集まる - 業界のプロフェッショナルやサプライヤー、スタッフ、常連へのインタビュー
→ 確かに集まる - 関連していて情報を提供するブログ記事を毎週投稿する
→ もちろん集まる - 問題を解決したり、必要な情報を提供したりする「~トップ10」系の記事
→ 集まる! - おもしろいコンテスト、特に想像力をかきたてるようなもの
→ うーん、どうだろうか - 無料レポートやチェックリストのようなダウンロードしたりプリントアウトできるコンテンツ
→ 当然集まる - 自分の成功を紹介したりアイデアを共有したりするケーススタディ
→ 何を置いても集まる
あなたのサイトに合った被リンク集めのヒントになりそうなのは見つかっただろうか。
日本語で読めるSEO/SEM情報
スマートフォン向けSEO
スマフォの普及でさっそく実践 (アイレップの SEM フロンティア)
スマートフォン向けのページを作成しているサイトでのSEOについて解説した記事。
グーグルは現在スマートフォンをデスクトップPCと同等に扱い、スマートフォンユーザーにも通常のウェブ検索と(ほぼ)同じ結果を返す。ゆえに独自で行うべきSEO施策はないとのことだが、何点かのポイントが紹介されている。
まず、デスクトップPCとスマートフォン用に別々のページを提供しているときはPCサイト向けのページをインデックスさせることを推奨している。重複コンテンツの発生を防ぐためだ。
被リンクに関しては通常はPCサイトに張られるだろうからという理由で、特に対策する必要はなさそうである。
デスクトップ向けとスマートフォン向けで特に意識したいのは、検索キーワードと検索する状況だそうだ。スマートフォンユーザーは、グーグルの「オートコンプリート」やヤフーの「キーワード入力補助」といったキーワード入力を手助けする機能を使う傾向にあることから、複合キーワードでの検索が多いと推測できる。
また場所に関係する「ローカル検索」が多いのも特徴なようで、GoogleプレイスやYahoo!ロコへの登録も重要なようだ。
ピックアップ元記事を読んで詳しい内容を理解していただきたい。
顧客イメージによるロングテールSEOのキーワード発掘法
検索する人は誰なのかを思い描く (SEOとその周辺)
ロングテールSEOに重要となる、ユーザーが検索しそうなキーワードの発想方法の例を説明した記事。
コーヒーメーカーを例に挙げ、誰がそのコーヒーメーカーを欲しがっているかを想像して、その人がどんなキーワードで検索するのかを推測するといいとしている。「来客が多い会社の事務員」が探すとしたら、次のようなキーワードで検索しそうだという。
- 「来客 コーヒー」
- 「コーヒー 来客用」
- 「コーヒーメーカー 大人数」
- 「掃除不要 コーヒーメーカー」
「ロングテールキーワード」の発掘方法をテーマにした記事だが、対象となるユーザーを具体的に思い描きその人が検索に使うに違いないキーワードを探しだすのは、ロングテールに限らずキーワード選択でもっとも重要な考え方の1つだ。
ページ送り問題にGoogleが援助の手を差し延べた
でも「使えない」の指摘あり (SEMリサーチ)
ひとまとまりのコンテンツを複数のページに分割する「ページ送り」(Pagination)には、リンクが分散する、インデックスに支障が出るなどSEO的な問題を発生することがある。
ページ送りによる問題を解消するために、Googleは、新しい仕様のサポートを始め、3つの方法をウェブマスター向けに発表した。
- 何もしない
- ページ送りなしですべてのコンテンツを1ページに載せた「ビューオールページ」を作成し、分割したページから rel="canonical" でビューオールページに正規化する
- 新たにサポートした rel="prev" と rel="next" を使って、分割したページを一連のコンテンツとして関連づける
ページ送り問題の解決に役立ちそうな手段なのだが、SEMリサーチの渡辺氏はどれも支持できないと評価を下している。
現状のGoogleの解析技術の限界や、ウェブ制作業界における慣習を考慮すると、1 「何もしない」という選択肢はありえない。よって 2 か 3 になる。ただ、私個人的な意見を述べると、2. 3. も支持しなくて、単純にサイト内のナビゲーション設計の工夫で解決した方がいいと思います。
これは検索アルゴリズムの問題ではなく、UX の問題です。でもGoogleは技術の問題と捉えて、一般的な解決方法として提示してしまっているんですよね。そこが問題。
いったいGoogleはこの提案を通じて、ウェブマスターの何の悩みをどのように解決したいのかが明確ではない、ということです。あるいは、「Googleが解決しようとしていること」と、「ウェブマスターが解決してほしいと考えていること」がマッチしていない、ずれているのですよ。だから、こんなオプションを提示されても、正直、あまりうれしくないというのが所感です。
「<link rel="next"」や「<link rel="prev"」はHTML 4.01で「前後のドキュメントを示す」仕様として定められているため最も適しているように思われるのだが、実はそうではない。たとえば連載コーナーの「前の記事」「次の記事」を示したり、または、1つの大きなドキュメントの「前の章」「次の章」を示したりする場合もあるため、必ずしもrel="next/prev"で示す先が一連のトピックに関するものだとは限らないのだ(回ごとや章ごとにトピックが異なる場合がある)。
ウェブマスターから今後寄せられるであろうフィードバックをGoogleがどのように反映させていくか注目したい。
グーグルショッピングで実店舗の商品検索も
“オフ”ラインショップ運営者にチャンス (グーグル日本 公式ブログ)
グーグルショッピングはオンラインショッピングで購入できる商品を検索できるサービスだ。そのGoogleショッピングが9月16日より、実在する店舗、言い換えればオフラインショップの商品も検索結果の対象にできるようにサービスを拡張した。近くのお店で手に入るかどうかがわかるのだ。店舗までの道のりや営業時間も知ることができる。
すでに導入されている米国や英国などがそうであるように、今後は一般の店舗でも利用できるようになると思われる。ヘルプを読んで今から準備しておくといいかもしれない。
SEOには競合分析も必須
自分だけ見ていてはダメ (間違ったSEO)
SEOでは競争相手のサイトをこと細かに分析することが必須である。自分がどれだけしっかりと最適化していても、相手がそれを上回っていれば負けてしまうからだ。強豪ぞろいであれば上位に入り込むのは難しくなるだろう。
また、相手が施策しているSEOはもちろんのこと、コンテンツやデザイン、ユーザービリティなどどのようなサイトを運用しているかも知っておくべきだ。今のインターネットユーザーは1つのサイトだけを訪問してすぐに購入や申し込みを決定するのではなく、他のサイトと比較して決めているとも言われている。したがってこちらの記事が主張しているように、上位表示したうえでコンバージョンなどの成果に導くには、リンクを集めれば十分ではなく、競合を分析して足りない部分を補う施策も必要となるのだ。
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