Twitterの各種モニタリングを1つのフィードにまとめて楽をするYahoo! PIPESの使い方
Twitterで自社サイトや自社ブランドに関するツイートをモニタリングするのに、いろんなキーワードで検索するのが面倒ではないでしょうか? 複数の条件のツイート検索結果を1つのフィードにまとめる方法を紹介します。
今回利用しているのは、米ヤフーの「Yahoo! Pipes(ヤフーパイプス)」というサービス。このサービスは、フィードをとってきて、何かごにょごにょ操作して、1つのフィードにして吐き出すという「それpla」的なサービスです。
パイプは一見すると下図のように難しそうに見えますが、作成済みの「パイプ」から複製を作れるようにしてありますので、だれでも自分用のものが作れるはずです。
米ヤフーのサービスなので、米ヤフーのアカウントが必要ですが、最近はFacebookアカウントを利用して米ヤフーのアカウント登録ができるので、比較的楽でしょう。
難点として、米ヤフーがこのサービスをいつ停止するかわからないという点がありますが、そのあたりは気にせずに手順を紹介していきます。
米ヤフーのアカウントを作成する
ここでは、Facebookアカウントでログインする方法を紹介します。まず、Yahoo! Pipesのページ右上にある「Sign In」をクリックします(アカウントをもっていないけれども「Join Now」ではなく「Sign In」)。
次に表示されるログイン画面で、「Sign In with:」のFacebookアイコンをクリックします。
Facebookにログインしていなければログイン画面が表示されます。
Facebookにログインすると、米Yahoo!にFacebookアカウントでログインする設定が表示されるので、(米ヤフーがあなたのどんな情報にアクセスできるようになるか確認してから)[Facebookでログイン]ボタンをクリックします。
このあとに追加の権限の確認が出ますが、[スキップ]でいいでしょう。
これで、Facebookアカウントで米ヤフーにログインできました(Facebookと米ヤフーの連携は、Facebookのアプリ設定から削除できます)。
Twitterフィードまとめのパイプを複製
ここから、パイプの作業に入ります。
まず、Web担特製の「Twitterから各種キーワードでフィード」パイプを表示します。米ヤフーにログインした状態で、次のURLにアクセスしてください。
私のアカウントのパイプが表示されるので、説明の下にある[Clone]ボタンをクリックします。
これで、パイプがあなたのアカウントにコピーされました。次にパイプの中身を編集します。説明の下にある[Edit Source]ボタンをクリックします。
パイプの編集画面が表示されます。
まずは、モニタリング対象のキーワードを一番上のボックスで指定していきましょう。
このボックスの入力欄に、次のどちらかの表現で、Twitter上でモニタリングしたい条件を指定していきます。
http://search.twitter.com/search.atom?q=検索キーワード
http://search.twitter.com/search.atom?q=@Twitterユーザー名
http://search.twitter.com/search.atom?q=Web担
http://search.twitter.com/search.atom?q=web-tan.forum.impressrd.jp
http://search.twitter.com/search.atom?q=@hidehisa
http://search.twitter.com/search.atom?q=@webtanforum
最初に5つ入力欄が作られていますが、ダミーが入っていますので、上書きしていってください。入力欄が足りなければボックス左上の[+]をクリックすれば増やせますし、5つもいらない場合は、余った入力欄の左の[-]をクリックすれば削除できます。
次に、フィルタリングの条件を指定します。無視したいキーワードや無視したいユーザーがあるなら、上から5つ目のボックスで指定できます。
特定のユーザーのツイートをすべて除外したい場合は[item.author.name]のほうに無視ユーザー名を、特定のキーワードが含まれるツイートを除外したい場合は[item.title]のほうに無視キーワードを入力してください。
入力欄が足りない場合は、ボックス左上の[+]をクリックして増やし、1つ目の欄に[item.author.name]または[item.title]をコピペして入れ、2つ目の欄は[Contains]にします。不要なら[-]ボタンで削除してください。
終わったら、上部に表示されているフィード名「Twitterから各種キーワードで~」をクリックして好きな名前を入れます。
これでいったん完成です。右側の[Save]ボタンをクリックしてこのパイプをYahoo! Pipesのサーバーに保存してから、その左にある[Back to My Pipes]をクリックしてパイプ一覧に戻りましょう。
さきほど名前を付けたパイプが表示されているはずです。まずは、ここでパイプ名をクリックしてみましょう。
うまく動作すると、対象ツイートが表示されるはずです。ここでうまくいかない場合は、上の[Edit Source]をクリックして調整してみましょう。うまくいったら、[Get an RSS]ボタンをクリックすると、このパイプからフィードが出力されます。あとは、いつも使っているフィードリーダーに、このフィードのURLを登録するだけです。
Yahoo! Pipesは、うまく使うとTwitterだけでなく、さまざまなことに使えます。たとえばWeb担では、グーグル検索で自社名やURLを検索したものをパイプを通して1つのフィードにまとめています。
ほかにもFriendFeedやiddyなどで同様のことができるようですが、私は使い慣れていて細かい制御ができるPipesが好きです。あとは、米ヤフーがこのサービスを停止しないことは祈るだけですね。
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