衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座

Googleアナリティクスの導入から、運用、活用まで、正式なサポートがない初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。

Googleアナリティクスとは/衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座

「通貨の表示」の指定

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「通貨の表示」の指定

次に、「URLクエリパラメータの除外」の下にある設定項目についても説明しておこう。まずは「通貨の表示」だ。通常、普通の日本のサイトであれば、プルダウンから「日本円(JPY ¥)」を選択すればよい図3)。

図3:通貨の表示のプルダウン
図3:通貨の表示のプルダウン

「eコマースの設定」の指定

さらにその下にある「eコマースの設定」はeコマースサイトの場合に使う設定だ。

しかし、eコマースサイトだから有効にしなくてはいけないというわけではない。この設定を有効にして意味があるデータを取得するためには、eコマーストラッキングコードを使ってデータを別途取得する必要がある

そうしたトラッキングコードを使っているのならば、ここを有効にしておけば、解析に有効なデータが取得できるが、そうでなければ図4(赤枠部分)のように「eコマース サイトではありません」を選択しておけばよい。

図4:eコマースの設定
図4:eコマースの設定

ちなみに、eコマースサイトでなくても、図5(赤枠部分)のように「はい、eコマース サイトです」を選択しておいても、おそらく解析上は何の弊害もない。

「サイト内検索の設定」の指定

サイト内検索のトラッキング

サイト内検索機能がある場合に、そのレポートを有効にするための項目だ。計測サイト内でサイト内検索の機能を実装している場合には、「サイト内検索レポートを有効にする」(図5青枠部分)としておこう。これを有効にすると、「サイト内検索のトラッキング」(図5緑枠部分)と「サイト内検索のカテゴリ」(図5黒枠部分)という2つの設定項目が表示される。

図5:サイト内検索の設定
図5:サイト内検索の設定

クエリパラメータ

すぐ下の「クエリパラメータ」という入力欄には、サイト内検索で使っているパラメータを記述する。例えば「GAフォーラム」では、サイト内検索用のパラメータとして「s」を使用している。パラメータが何かを調べるのは簡単だ。実際に検索をしてみればいい。「GAフォーラム」のサイト内検索で、「gaiq」という文字列を検索ボックスに入力して検索すると、検索結果のページのURLはhttp://gaforum.jp/?s=gaiq となる。この場合、「s」がパラメータだ。図5緑枠上部の「クエリ パラメータ」には「s」と入力する。

その下の「URLからクエリ パラメータを削除」は、プロファイル全体の指定のところで解説したのと意味は同じだ。上記、

http://gaforum.jp/?s=gaiq

の例で、「クエリパラメータ」に「s」を指定し、ここをチェックしてしまうと、このURLは

http://gaforum.jp/

と変換されてしまうことになる。つまり検索結果のページなのに、トップページを見たことにされてしまう。そのためチェックをしてはいけない

一方、検索結果のページのURLが下記のようなパターンであればどうだろう。

http://gaforum.jp/search?kw=a

「kw」を「クエリパラメータ」に指定して、「URLからクエリパラメータを削除」にチェックをしたとする。この場合はクエリパラメータを削除した

http://gaforum.jp/search

に変換され、「検索結果ページ全体」としてまとめられることになる。これで問題ないのであれば、「URLからクエリ パラメータを削除」にチェックしよう。

このようにチェックをした場合の影響を考えて指定する必要があるので気を付けて対 処しよう。

サイト内検索のカテゴリ

その下の「サイト内検索のカテゴリ」の部分も同様に、検索した時に、カテゴリなど他の分類のためのパラメータが付けられるような場合は、そのパラメータを指定することで、別の分類軸でも見ることができるようになるということだ。カテゴリ用にパラメータを用意してあって、そのパラメータを解析の際にも参照したい場合には、このチェックボックスをONにして、パラメータを記述しておこう。

なお「クエリ パラメータ」も「カテゴリ パラメータ」も最大5つまで指定することが可能で、複数指定する場合は、カンマで区切って列挙すればよい。

◇◇◇

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