Webコンテンツ作成にはどれぐらい費用をかけるべき? 1000円? 5万円? など10+3記事(海外&国内SEO情報)
Webコンテンツ作成にはどれぐらい費用をかけるべき? 1000円? 5万円?
目的と用途によって変化する (サイトエンジンブログ)
Webコンテンツを作成するには、1コンテンツあたりどれぐらいコストをかけるのが適切なのだろうか?
パンダアップデートの導入からもわかるように、コンテンツの“質”をグーグルは重要視するようになっている。それは間違いない。
コンテンツ作成には必ずしも多額の費用は必要だとは限らない。しかし、お金をかければ質の高いコンテンツを作りやすくなるのも確かだ。
凝ったインフォグラフィックを外注して作れば高くつくし、クラウドソーシングを利用すれば安く作ることもできる。実際、1コンテンツの作成にかかる費用は、数百円から数十万円と幅広い。
また、その費用対効果はなかなか判断しづらいところだ。効果が高かったコンテンツがあったとしても、それと同じ費用感で作ればそのコンテンツが同様に検索トラフィックを獲得できるとは限らないからだ。
こちらの記事では、コンテンツ作成にかける金銭的コストをSEOの観点から判断する考え方を説明している。あまり目にしないタイプの記事だ。
営利企業で仕事としてコンテンツを作るのなら、かけたコストに対して得られるリターンは気になるところだろう。コンテンツ作成の費用感について悩んでいるのならば、1つの考え方として参考になるだろう。
日本語で読めるSEO/SEM情報
内部SEOで上位表示キーワードが7倍に増加
質の高いコンテンツを検索エンジンにしっかりと理解させること (Next Generation SEO)
サイト内の調整を主としたSEOによって、検索エンジンからのトラフィックを伸ばすことに成功したケーススタディ記事を紹介する。
調査の結果、該当サイトは、以下の問題を抱えていると判断したのだという。
- head情報の重複:複数のページでtitle、descriptionタグ等の情報が重複
- リンク構造の不備:下層コンテンツへのリンク導線(より詳細に潜るリンク)が少ない
- 重複ページ:複数のURLで、同一のコンテンツが表示されてしまう
- xmlサイトマップの未設置:インデックスされるべきページがされていない
そこで次のような対処策を講じた。
- title、descriptionタグなど主要タグのユニーク化:全ページ異なる記述に変更
- パンくずリンクの改善:リンク構造を改善
- Canonicalタグの設置:認識されるURLの統一
- xmlサイトマップの設置:インデックスの促進
改善策を実施した結果、対象としているキーワードのうち1ページ目に表示されるものが、以前は4%しかなかったのに、5か月後には29%に増えたそうだ。
もともと質の高いコンテンツがあったとのことである。サイト内の改善で、そのコンテンツの良さをグーグルにしっかり理解してもらえた事例だと考えてよさそうだ。
外部リンクの獲得に目を向ける前に、自分の裁量だけでやれる内部のSEOをまず確実にきっちりと仕上げよう。
成果報酬型SEOはリスクが少ないって本当?
金銭的リスクだけでなく技術的リスクもあわせて検討 (Takahiro Watanabe (@takahwata) on Twitter)
SEOを外注する人に見てほしい、渡辺隆広氏のツイートを2つ紹介する。
SEOサービスを発注する場合、コンサル型にも成果報酬型にもメリットとリスクがあるわけで。でもなぜか後者はリスクがない、少ないと勘違いしている人がおかしな発注して困った事態に陥ってしまう。発注側にもスキルは必要
— Takahiro Watanabe (@takahwata) June 17, 2013
確かに金銭的なリスクは相対的に少ないと言えると思うけれど、技術的にリスクがある(時として大きい)ことがあることまで考えが及ばないのかしら。金銭面だけで決めるのはおかしいでしょう。
— Takahiro Watanabe (@takahwata) June 17, 2013
成果報酬型はたいていの場合、検索順位を指標にしている。検索順位を上げるために無茶な施策、なかにはガイドライン違反を実行する成果報酬型のSEO業者もいるので、注意が必要だ。
もちろん、すべての成果報酬型SEO業者が危険だということではない。とはいえ、「成果報酬型ならリスクが少ない」と金銭的なリスクだけをみて、もっと広い(被害があった場合に回復にかなりの工数がかかる場合がある)リスクを見逃してしまうというのは、ありがちな話だ。
安心して任せられるかどうかを判断するための“目利き力”が発注側に求められるということだ。
タグマネージャで、ウェブマスターツールのサイト確認ができるように
タグマネージャの新しい利用方法 (Google ウェブマスター向け公式ブログ)
グーグルウェブマスターツールでのサイト所有者の確認に、「タグマネージャ」による方法が追加された。
タグマネージャは、Webサイトに設置するJavaScriptなどのタグを一元管理するツール。GoogleアナリティクスのトラッキングコードやAdWordsのコンバージョンタグなど、複数のタグをまとめて管理するためのツールだ。さまざまな広告サービスの利用が進み、タグの種類が増えたり、期間限定でタグを設置したりするようになったため、煩雑なタグ管理をスムーズにするために利用されるようになってきた。
タグマネージャはブラウザから利用する仕組みなので、その設定でサイトを確認できれば、HTMLに確認用metaタグを追加したり確認用HTMLファイルをアップロードしたりといった特別な作業が不要になる。助かるWeb担当者も多いだろう。
Googleアナリティクスによるサイト確認は特別な作業が不要だが、Googleアナリティクスのトラッキングコードをタグマネージャに組み入れてしまうとサイト確認ができなくなる。タグマネージャ利用中、あるいは利用を予定しているのであれば、確認手段の選択肢と1つとして使えることを知っておくといい。
GAのユニバーサルアナリティクスは(理由がなければ)ちょっと待った
デフォルトにするのはもう少し待てばいいのに (運営堂)
Googleアナリティクスを新規に導入する際は、特に理由がなければ「ユニバーサルアナリティクス」用のトラッキングコードではなく、従来の「標準のアナリティクス」用のトラッキングコードを使うほうがいい。そういった注意を喚起した記事。
理由は次のとおりだ。
ユニバーサルアナリティクスではAdSense連携、ウェブテスト、リマーケティングが使えなくなってしまいます。
こうした機能を使う(可能性がある)のならば、確かにユニバーサルアナリティクスのタグを使うのは控えるほうがよさそうだ。
とはいえ、今後はGoogleアナリティクスの機能はユニバーサルアナリティクスを中心に強化されていくはずだから、どうしてもユニバーサルアナリティクスを試したいという場合もあるだろう。それならば、従来のタグとユニバーサルアナリティクスのタグを併用すればいい。
ちなみに、ユニバーサルアナリティクスのトラッキングコードはGoogleウェブマスターツールのサイト確認に失敗するらしい。ウェブマスターツールのサイト確認は他の方法でも可能なので大きな問題にはならないとしても、知らないと困惑する。
Googleアナリティクスの管理画面ではすでにデフォルトでユニバーサルアナリティクスが選択されているのが厄介なところだ。
ユニバーサルアナリティクスから標準のアナリティクスに戻す方法は、ピックアップ元の記事で説明されている。
海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ
筆者が参加したSMX Advanced 2013で、グーグルのマット・カッツ氏から聞いた重要なSEO情報をレポートした記事を2つ今週はピックアップする。
- Googleのマット・カッツが明かした21個の最新SEO情報 from #SMX Advanced 2013
先週紹介した5つ以外にもたくさんあり - Googleマット・カッツに突撃質問: 感情分析・重複コンテンツ・CSSポジショニング at #SMX Advanced 2013
筆者が直々に聞いてきました
ソーシャルもやってます!