動画SEOやポッドキャストSEOに効く“書き起こしテキスト併記”
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動画SEOやポッドキャストSEOに効く“書き起こしテキスト併記”
検索エンジンが大好きなテキストコンテンツに変換 (Google Webmaster Central office-hours)
30個ほどのポッドキャスを1つのページにiframeで埋め込んでも問題ないか?
こんなポッドキャストのSEOについて、グーグルのジョン・ミューラー氏が質問された
それ自体は問題にはならないとしつつも、ミューラー氏は次のようにアドバイスした。
iframeでそんなにたくさんのコンテンツを読み込ませたら、表示が遅くなりユーザー体験を低下させるだろう。ポッドキャスト1回分ごとに1ページを割り当てたほうがいい。
また、ポッドキャストだけだと私たちはその音声コンテンツが何に関するものなのかがわからない。内容を説明するテキストがあったほうがいい。
もっといいのは、ポッドキャストの内容をテキストに書き起こすことだ。そうすれば、ポッドキャストのなかで語られていることをすべて私たちはインデックスできる。
ポッドキャストのSEOに取り組みたいサイトはそう多くはないかもしれない。しかし、ミューラー氏のアドバイスは動画のSEOにも応用可能だ。
あなたが独自の動画コンテンツを提供していたとする(あなたがYouTubeにアップロードした動画ももちろん含む)。その動画をただ単にサイトに貼り付けるだけでは、検索エンジンからのトラフィックはほとんど期待できないだろう。動画の中身をGooglebotが理解できないからだ。
だが、その動画の内容や、動画のなかの音声を文字にして書き出したらどうだろうか? 検索エンジンがインデックス可能なテキストコンテンツができあがる。動画だけのときよりも検索トラフィックが増えることを十分期待できる。
それに、動画や音声を観たり聴いたりしたい人もいれば、そのコンテンツを文字として読みたい人もいる。書き起こしたコンテンツを用意しておけば、その両方のタイプの人に良い体験を提供できる。
- 動画・音声のコンテンツを提供しているWeb担当者 必見!
2つのテーマを扱うサイトで、片方のページ数がもう片方の30倍だと、少ないほうのテーマでは評価されづらくなるのか?
そういうことはない (John Mueller on Twitter)
元グーグル社員が現グーグル社員にこんな質問をツイッターで尋ねた。
XとYという2つのビジネスを対象にしているサイトがある。
そのサイト内では、X分野に関するページの数が、Y分野に関するページよりも30倍多かったとする。
この状態だと、Y分野に関連するクエリで上位表示するのに重大なデメリットになるだろうか?
質問された現役Google社員はジョン・ミューラー氏だ。ミューラー氏は「そんなことはない」と一言だけ答えた。
— John ☆.o(≧▽≦)o.☆ (@JohnMu) 2017年3月2日
XとYが具体的にどんなビジネスを指しているのか不明だが、一般的に言って、複数のテーマを同じサイトで扱っていたとして、そのうちの1つに関するページがほかよりも多かったからといって、ほかにマイナスに作用するということはないのだろう。
ただ、グーグルはそのサイトがどんなジャンルに属するサイトであるかも識別しているはずだ。医療や旅行など、その分野(カテゴリ、ジャンル)で権威があるサイトを検出し、(若干?)評価を高くするとも聞いている。
「料理レシピ」と「ビジネスマナー」のように、まったく関係がないトピックを1つのサイトで扱っていたとしたら、そのサイトの主テーマがなんであるか混乱させてしまうだろう。複数のテーマを1つのサイトで扱うにしても、ある程度は、関連性があるテーマでそろえたい。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
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グーグル検索、プログラミング言語関連の検索結果を改善
該当コンテンツがあるサイトはトラフィック増に期待 (Google)
グーグル検索で、プログラミングに関係する情報を探しやすくなった。プログラミング言語でよく使われる「+
」「-
」「=
」などの記号が連続しているクエリに対する結果を改善したのだ。
具体的には、「==
」「===
」「!=
」「!==
」「+=
」「++
」「-=
」「--
」「||
」「&&
」などで検索しやすくなる。
これまでのグーグル検索では、たとえば「c++17
」で検索したとする。「++
」を取り除いてしまい「c17
」に関連性がある結果を返していた。しかし今は違う。「c++17
」に関連性がある結果をきちんと返す。
プログラミング関連のコンテンツをあなたが提供していたとしたら、検索トラフィックが増加するかもしれない。Search Consoleの検索アナリティクスをしばらく監視してみるといい。
- プログラミング関連サイトのWeb担当者 必見!
一見すると相反するrobots metaタグをGooglebotはどう処理するか?
制限がより厳しいほうに従う (John Mueller on Twitter)
次の2つの robots meta タグが1つのページに記述されていたらどうなるだろうか?
<meta name="robots" content="noindex" />
<meta name="googlebot" content="index" />
グーグルのジョン・ミューラー氏によれば、制限がより厳しい方が優先されるそうだ。つまり、検索エンジン全般はインデックスを避けるが、条件指定されているGooglebotはインデックスするということになるだろう。
もっともグーグル以外の検索エンジンがどのように処理するかは定かではない。少なくとも、グーグルにおいてはこの状況だと1つ目のnoindex
には従わずに、2つ目のindex
に従うようだ。
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上位パブリッシャーでは全トラフックの7%がグーグルのAMP検索経由
パブリッシャーとAMPは相性抜群 (Adobe)
米国の上位パブリッシャーでは、全トラフックの7%がグーグルのAMP検索経由のもの(2016年12月現在)
AMPに関するこんなレポートを、アドビが公表した。次のようなデータも出ている。
- AMPに対応した2016年4月から2016年4月までに、AMPページへのトラフィックは405%増加
- 米大統領選挙 真っ只中の2016年11月は、AMPページへのトラフィックは896%急上昇
冒頭で紹介した「7%」という数字は今後さらに伸びていくだろうと、アドビは予測している。
このデータは、アドビが提供しているAdobe Analyticsというアクセス解析ツールのデータを元にしたものだ(このツールはもちろんAMP計測に対応している)。
対象期間は2014年1月から2017年1月で、1万6000以上のモバイルサイトへの1兆7千億訪問を分析したものだということなので、かなり信頼性は高そうだ。
安田編集長に聞いたところ、Web担ではだいたい同じかそれよりも少しAMP比率が高いぐらいだということだった。
Adobe Analyticsは比較的高価なサービスなので、導入しているサイトは大規模サイトが多いはずだ。規模が大きいパブリッシャー(ニュースサイト、メディアサイト)は、AMPの恩恵を最も受けているジャンルのサイトだと思われる。
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SEO記事ではないが、更新があった。
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