日本IBM、システム障害の問題判別を効率化する「PDアクセラレーター」を提供
日本IBMは8月28日、オートノミックコンピューティングの技術を活用して、情報システムで障害などが発生した際の問題判別を効率化するソリューション「PDアクセラレーター」を発表した。8月31日から提供開始する。
PDアクセラレーターは、各システムから出力されるログを、1つの共通フォーマットに変換・統合して分析するためのソリューション。具体的には、システム障害が発生した際に、各システムに記録された異なる形式のログをGLA(Generic Log Adaptor)と呼ぶツールを使って、標準化された形式に変換。さらに、LTA(Log and Trace Analyzer)という解析ツールによってログの相関関係をグラフによって視覚化することで、効率的な問題判別を実現する。
同社によると、人手による解析に比べて、問題判別に要する時間が60%削減できるとのこと。
今回、提供するソリューションは、
■PD Accelerator Basic
PDアクセラレーターソリューション構築支援のエントリーパック。
既存のシステム環境に変更を加えることなく、問題判別の効率化を実現する。
■PD Accelerator with Monitoring
PD Accelerator Basicに加え、システム稼働状況の監視用ソフトウェア「IBM Tivoli Monitoring」を加えたパッケージ。
■PD Accelerator for IT Service Management
PD Accelerator Basicに加え、企業内に散在するさまざまなIT資源の構成情報を統合管理する「IBM Tivoli Change and Configuration Management Database」を加えたパッケージ。
価格は、最小構成で200万円(税別)から。
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