デジタルマーケティングの大規模イベント「Adobe INNOVATION FORUM 2011」をアドビが開催
アドビ システムズは、デジタルマーケティングを解説する大規模セミナーイベント「Adobe INNOVATION FORUM 2011」を7月26日に東京ドームホテルで開催した。
「Adobe INNOVATION FORUM 2011」は、SiteCatalystを中心としたデジタルマーケティング関連ツール・サービスの「Adobe Online Marketing Suite(OMS)」のユーザーや代理店が対象のイベント。
アドビにおけるOMSの現在と今後のイノベーションの展望を語り、デジタルマーケティングを成功させるための情報を提供する場として開催され、約350名が参加した。
アドビ システムズ株式会社 代表取締役社長のクレイグ・ティーゲル氏の挨拶に続いて、キーノートにまず登壇したのは、米アドビ システムズ オムニチュアビジネスユニット ジェネラルマネージャー兼シニアバイスプレジデントのブラッド レンチャー氏。マルチデバイスやソーシャルメディアが浸透しており、それらへの対応が必要な状況に企業がおかれていることを説明したうえで、そのなかでも特にスマートフォンの伸びが大きく、そこへの対応が企業のデジタルマーケティングにとって重要であることを語った。クリエイター向けの製品を長らく提供してきた同社だが、現在はデジタルマーケティングの領域に本格的に向かい合っていることを強く伝えるメッセージを来場者に投げかけた形だ。
続いて米コムキャスト社 BIディレクター デイビッド マックブライド氏が登場。コムキャスト社がOMSを活用して行っているさまざまなデータを組み合わせた分析の手法や、さまざまなテスト(A/Bテストなど)によってシステムを改善した手法を解説した。同社では、大きなテスト・改善を長い時間をかけて計画して行うことはせず、短期間でテストを設計して実施する繰り返しを行っている。そのことにより、年間を通じて「良い結果を残すテスト」を多く生み出し、収益を向上させていくことができたのだという。
また、アドビ システムズ 株式会社 オムニチュア事業本部 本部長の尾辻マーカス氏は、OMSの全体像と、どういった顧客体験に対してOMSが価値を提供できるのかを解説した。
キーノートの後は、アドビの講演者による解説セミナーが6コマ、OMSを実際に導入して活用しているユーザー企業による事例セミナーが4コマと、まさに盛りだくさんの内容で、参加者はそれぞれ自分が興味をもつテーマのセッションを熱心に聴講していた。
・Adobe Innovation Forum 2011
→ http://www.omniture.com/jp/events/2011/innovationforum
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