ピザハットがWebシステムを刷新、個別のメール・クーポン配信などOne to Oneマーケティング強化
24時間のWeb注文、会員別のクーポン配信などに対応
2011/8/1 21:57 マーケティング/広告
日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は、同社ピザチェーン「ピザハット」のWebオーダーシステムを再構築し、全国360店舗で本稼働を開始した。システムを構築した富士通が7月22日に発表した。
新システムの導入によって、ピザハットはピザチェーン業界で初めて24時間のWeb注文に対応し、2か月先まで注文を受け付ける。クレジット決済や共通ポイントカード「Ponta(ポンタ)」にも対応した。また、8月上旬開始予定の「おトク計算」機能では、顧客が注文した商品に対して、割安のセット商品や所有するクーポンから最適な組み合わせを見つけ、付加価値の高いサービスを提供する。Web会員登録によって、顧客はニーズにあわせたクーポンを受け取れるという。
ピザハットは、新システム導入によって顧客満足度の向上を図り、今後3年間でWebの会員登録者数200万人を目指す。従来は電話での注文比率が高かったが、サービス向上によってWeb利用客が増えることで、電話応対の時間短縮など業務効率にもつながるという。
新システムのプラットフォームは、富士通がデザインからハード、システム構築まで一括して担当し、PCサーバー「PRIMERGY」やミドルウェア「Interstage」を導入している。
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