女子中高生の6割、SNSへの動画投稿経験あり【GMOメディア調べ】
GMOメディアが運営する「プリキャンティーンズラボ」は、スマートフォンを利用する女子中高生596人を対象に「女子中高生と動画サービスに関する調査」を実施した。各種オンライン動画サービスを通じた視聴にとどまらず、SNSを通じた動画視聴や投稿などコミュニケーションの実態を探ることを目的としている。
9割がオンライン動画サービスを利用。うち9割はスマホで視聴
オンライン動画サービスの利用経験を聞いたところ、「利用する」は90.6%に上った。
オンライン動画サービスを利用すると回答した女子中高生540人に「オンライン動画サービスを利用する端末」を聞いたところ、スマートフォンが9割を超え、次いでテレビ(37.6%)、タブレット(21.7%)となった。
また「利用したことのある無料オンライン動画サービス」についてはYouTubeが96.7%。AbemaTV(32.8%)、ニコニコ動画(無料会員)(29.3%)が続いた。
「利用したことのある有料オンライン動画サービス」について聞いたところ、「利用しない」が7割超となった。1割を超えたのはHuluおよびAmazonプライム・ビデオ。
視聴ジャンル:音楽が6割超。次いでアニメ、国内ドラマ、バラエティ
オンライン動画サービスを利用すると回答した女子中高生540人に「視聴するオンライン動画のジャンル」を複数回答で聞いたところ、約2/3が音楽を挙げた。次いでアニメ(39.1%)、国内ドラマ(38.7%)、バラエティ・お笑い(38.5%)がそれぞれ約4割となった。
2017年5月~2018年4月に主要オンライン動画サービスで放送された、7つの「恋愛リアリティ」番組について視聴経験を聞いたところ、上位は「真冬のオオカミくんには騙されない」(19.1%)、「今日、好きになりました」(16.1%)となった。「どの番組も見たことはない」は66.5%。
以下、(オンライン動画サービスではなく)SNSにおける動画の視聴・投稿状況を中学生/高校生の属性別に比較した結果を紹介する。
動画を視聴するSNS:中学生「LINEのタイムライン」、高校生「Twitter」
「動画を視聴したことのあるSNS」については、中学生は「LINEのタイムライン」(75.1%)が最多となり、「Twitter」(50.5%)、「Tik Tok」(46.8%)が続いた。一方、高校生は、「Twitter」(63.8%)が最多となり、次いで「LINEのタイムライン」(54.2%)「Instagram」(52.8%)も5割を超えた。
動画を投稿するSNS:中学生「LINEのタイムライン」、高校生「Instagram」
「動画を投稿したことのあるSNS」を複数回答で尋ねたところ、中学生・高校生ともに約4割が「動画を投稿したことはない」と回答した。つまり、この調査の対象となった女子中高生の6割(596人のうち376人)は、なんらかのかたちでSNSへ動画を投稿した経験を持つ。
中学生では46.2%が「LINEのタイムライン」に投稿した経験があり、「Mix Channel」「Twitter」「Instagram」もそれぞれ2割を超えた。高校生では「Twitter」(38.0%)、「Instagram」(36.5%)、「LINEのタイムライン」(31.0%)が上位を占めた。
「SNSに動画を投稿したことがある」と回答した376人に「最も頻繁に動画を投稿するSNS」を尋ねたところ、中学生は「LINEのタイムライン」(35.6%)、高校生は「Instagram」(41.7%)が最多となった。
「最も頻繁に動画を投稿するSNS」について、そのSNSを使う理由を聞いたところ、中学生・高校生ともに「投稿しやすいから」、「友だちが使っているから」、「視聴者数が多いから」という回答が上位に挙がったとのこと。
また、投稿する動画の種類は「日常生活」が最多(31.6%)となり、「ダンス動画」(19.7%)が続いた。
なお、「動画を投稿したことのあるSNS」を聞く質問に対して「SNSに動画を投稿したことはない」を選択した220人にその理由を聞いたところ、55.5%が「投稿する内容がないから」と回答。「顔を出したくないから」(39.1%)、「恥ずかしいから」(31.4%)が続いた。
調査概要
- 【調査名称】「女子中高生と動画サービスに関する調査」
- 【調査対象】スマートフォンを利用する女子中高生
- 【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ) *同社が提供するアプリを利用した女子中高生へアンケートを配信
- 【調査時期】2018年5月1日~5月8日
- 【回答者数】596名
- 【回答者属性】年齢分布は下図のとおり(中学生と高校生の比率は54.5%:45.5%)。
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