工科大の新入生、連絡ツールとしてInstagramがTwitterを上回る【東京工科大学調べ】
東京工科大学は、2020年度の新入生を対象に、コミュニケーションツールの利用状況などに関するアンケート調査を実施した。2014年から実施しており、今回で7回目。なお今回は、新型コロナウイルス感染症の影響により、調査時期(2014年~2019年は4月上旬、2020年は6月中旬)および調査方法(2014年~2019年は新入生ガイダンスにて配布・回収、2020年はオンライン)が変更されている。
Instagramの利用が急増し、LINE・Twitter・Instagramが、大学新入生のSNS御三家に
まず「現在利用しているSNS」を聞くと、1位は変わらず「LINE」で全体では99.6%にまで達している。2位も引き続き「Twitter」83.1%。3位も順位は同じく「Instagram」だが、前年の55.2%から66.6%まで上昇している。4位以下の「SNOW」「TikTok」「Facebook」は20%台に留まっており、LINE・Twitter・Instagramが、大学新入生のSNS御三家と言えるだろう。
Instagramの利用の伸びだが、男子は前年から13.6ポイント増の56.6%。女性は5.9ポイント増の83.0%。いわゆる女子人気が高いInstagramだが、ここに来て男子の利用率も急増している。
「ふだん、家族や友人との連絡に使っているサービス」を聞くと、「LINEメッセージ」98.3%が1位。今回はじめて連絡ツールの項目に「InstagramのDM」が登場したが、「TwitterのDM」30.2%を超えて37.5%で、すでにInstagramのDMが連絡手段としてTwitterのDMより定着していることが判明した。男女別で見ても、男性・女性ともにInstagramのDMが上回っていた。
TwitterのDM、キャリアメール、SMSはむしろ減少していたが、「通話」においても「LINE通話」90.8%が主流となっており、「キャリアの通話機能」は前年の58.4%から33.5%と、大幅に減少している。
「入学前に新入生同士でSNSなどで連絡をとり合ったことがありますか」を聞くと、全体の51.2%が「はい」と回答しており、半数を超えた。男子より女子のほうがコミュニケーションに積極的のようだ。
ちなみに、「現在利用している動画配信サービス」では、「YouTube」が98.8%に達している。「AbemaTV(新名称ABEMA)」が35.7%、「Amazonビデオ」も14.5%から倍増して31.3%で、ともに「ニコニコ動画」30.9%を上回った。「ニコニコ動画」は2016年の50.4%以降減少が続いており、若年層離れが目立つ。増加率で見ると、AbemaTVやTVer、GYAO!など、テレビ局系のサービスで女性人気の拡大が目立った。
調査概要
- 【調査対象】2020年度の東京工科大学の新入生(八王子キャンパス、蒲田キャンパス)
- 【調査期間】2020年6月8日~19日(2014年~2019年は4月上旬)
- 【調査方法】オンラインアンケート(2014年~2019年は新入生ガイダンス参加者に調査票を配布・回収)
- 【有効回答】1,390名(回答率74%)
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