工科大新入生、コミュニケーション手段は「LINEとLINE通話」が基本、ビデオ通話は減少傾向【東京工科大調べ】

YouTubeは99%が利用、動画サービスではAmazonビデオ・TVer・Netflixなどの利用が増加。

東京工科大学は、2021年度の新入生を対象に、コミュニケーションツールの利用状況などに関する調査を実施した。2014年から実施しており今回で8回目。

Instagramが6年連続増、女子ではTwitterを超える

現在利用しているSNS(LINE、Twitter、Instagram、Facebook、TikTok、Discord)については、「LINE」が99.5%、「LINE」が84.5%と高止まりする一方で、「Instagram」は前年比3.3ポイント増で69.9%に達した。

男女別では、女子のInstagram利用は85.6%では、Twitterの85.3%をわずかに上回り、初の2位になっている。また今回の調査で、女子のLINE利用が初めて100%を記録した。

「普段家族や友人との連絡に使っているサービス」では、「LINE(メッセージ)」が98.9%で圧倒的に多い。前回調査から順位の変動は見られず、2位は「Instagram(DM)」38.3%、3位は「Twitter(DM)」28.1%が続く。2014年には2位(71.4%)だった「携帯電話/スマホのキャリアメール」は18.8%で4位にまで後退している。なお男女別で見ると、女子は「Instagram(DM)」「Twitter(DM)」が男性の倍近くになっている。そのほか手段についても女子のほうが利用率が高い傾向があり、相手や状況でサービスを使い分けていると考えられる。

「普段家族や友人との連絡に使っている通話サービス」では、こちらも「LINE通話」91.4%がほぼ1強状態。2019年には6割近くあった「キャリアの通話機能」が31.6%まで落ち込んでいる。また前年に9.8%が利用していた「Zoom」が今年は3.0%まで急減した。「LINEビデオ通話」も前年の24.3%から21.0%と微減している。コロナ禍での環境変化、各社サービスの変化、通学状況など複数の要因が考えられる。

YouTube利用率は99%、スマホはiPhoneが圧倒的に人気

「現在利用している動画配信サービス」では「YouTube」99%が過去最高を記録し、引き続き1位となった。その他サービスでは、「Amazonビデオ」が前年から4.8ポイント増加し35.1%となり2位だった。その他では「TVer」と「Netflix」が女子中心に拡大傾向を見せている。

「現在、主に使用している携帯電話の種類」では、iPhoneが引き続き増加し79.9%、それ以外のスマホが19.9%となっており、iPhone人気が鮮明だ。とくに女子ほどiPhone人気が強く、利用率は87.4%に達しているという。

調査概要

  • 【調査対象】2021年の東京工科大学新入生(八王子キャンパス、蒲田キャンパス)
  • 【調査方法】オンラインアンケート
  • 【調査期間】2021年4月8日~27日締切(※2020年は6月中旬実施)
  • 【サンプル数】1,480名(回収率:80.4%。男子59.3%・女子39.5%・無回答他1.2%)
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