音声認識ソリューション「transpeech」で自動チェック機能「AIディフェンダー」開発

トランスコスモス、コールセンターの応対での案内忘れをAIが発見、トライアル企業募集

ITアウトソーシング事業のトランスコスモスは、同社の音声認識ソリューション「transpeech(トランスピーチ)」で、コールセンターの応対を人工知能(AI)が自動でチェックする機能「AIディフェンダー」を開発した、と6月25日発表した。約款や注意事項などの案内忘れをAIが見付ける。トライアル導入する企業を3社募る。

AIディフェンダーは、人並みの精度がありながら、人の手間が大幅に削減可能になる。従来は、管理者が多くの時間をかけて聞き起こしによるチェックを行っていたが、AIディフェンダーを使うとワンクリックで全件が高速に自動判定できる。顧客企業の協力で機能を実証実験したところ、人と比べて処理時間を98%削減した。

 

 

 

サービス化に先駆け、transpeechを導入しているか、トランスコスモスが運用業務を行っている企業を対象にトライアルを実施する。transpeechは音声認識環境の導入から運用まで一括提供し、コールセンターの品質向上と業務の効率化を促進する。2018年12月に展開を開始し、2019年度中に導入2000席を超える見通しという。

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