10代は「フリマアプリ」に強い興味、「今後利用したい」との回答が過半数【博報堂調べ】

これから利用したいサービストップ3は「ネットスーパー」「家計簿サービス」「フリマアプリ」。

博報堂生活総合研究所は、「消費1万人調査」の第2弾「サービス利用実態・意向」編の結果を発表した(第1弾「平成の消費観・消費行動に影響を与えたもの」編)。リサイクルショップ、ネットオークション、フリマアプリ、オンラインコンテンツ購入、家計簿サービス、サブスクリプションサービス、ネットスーパーなど、消費・買い物周りのサービスについて、「現在利用している」ものと「今後利用したい」ものを聞いた。

これから利用したいサービス、1位「ネットスーパー」

その結果、「現在利用している(利用率)」と「今後利用したい(利用意向)」とで差が大きかったサービスは、1位「ネットスーパー」(利用率11.4%、利用意向33.0%)、2位「インターネット上の家計簿サービスやアプリ」(利用率14.9%、利用意向30.3%)、3位「フリマアプリ(出品・販売)」(利用率18.2%、利用意向32.5%)となった。逆に「スマホゲームへの課金」(利用率7.9%、利用意向9.7%)はもっとも差が小さかった。

年代別:10代「フリマアプリ」利用意向は過半数、壮年層はオークションや地域型

年代別で見ると、「フリマアプリ」「家計簿サービス・アプリ」「音楽や動画などのサブスクリプションサービス」「スマホゲームへの課金」など、比較的新しいサービスは、若い世代ほど利用率・利用意向ともに高い。特に「フリマアプリ」は、10代で「購入」の利用意向が58.6%、「出品・販売」の利用意向が55.9%と、それぞれ過半数となっている。「オンラインコンテンツ購入」なども、若い世代が高く、年齢とともに減少傾向を見せる。

一方で、「リサイクルショップ」「インターネットオークション」「ネットスーパー」「地域の不要品売買を募集できるウェブサービス」などは、大きな偏りはなく、ほぼすべての年代が利用および利用意向を示している。

 

性別:男性は「ネットオークション」、女性は「フリマアプリ」を活用

男女別で見ると、「インターネットオークション(購入)」の利用率において、男性29.2%、女性15.4%と10ポイント以上の差があった。「インターネットオークション(販売)」も、男性の利用および利用意向が女性より高い。

逆に、「フリマアプリ(購入)」の利用率においては、男性19.0%、女性25.4%と女性のほうが高い。利用意向についても同様だ。また「フリマアプリ(出品・販売)」においても女性のほうが高い。男性は「ネットオークション」、女性は「フリマアプリ」を好んで活用していると言えそうだ。

 

調査概要

  • 【調査対象】全国の15~69歳の男女
  • 【調査方法】インターネット調査(企画分析:博報堂生活総合研究所、実施集計:H.M.マーケティングリサーチ)
  • 【調査期間】2019年5月28日~6月1日
  • 【有効回答者数】1万人(国勢調査に基づき、性年代・エリアの人口構成比で割付)
  • 【現在の利用率】「現在、頻繁に利用している」「現在、たまに利用している」「過去に利用していたが、今は利用していない」「利用したことがない」の4択で、「現在、頻繁に利用している」「現在、たまに利用している」の合計値。
  • 【今後の利用意向】「利用したい」「利用したいと思わない」の2択で、「利用したい」の値。
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