The Trade Deskがクロスチャネル対応の広告配信プラットフォーム「Solimar」を提供

自社のファーストパーティデータ活用で取り込みを簡素化、精度の高い広告配信を実現

デジタル広告技術事業の米国The Trade Deskは、デジタル広告キャンペーンを最適化できる新しいトレーディングプラットフォーム「Solimar」の提供を始めた、と7月7日に発表し、日本法人が8日公表した。プライバシーに配慮しつつ、自社保有の「ファーストパーティデータ」を活用した精度の高い広告配信を実現する。インターネットに接続したテレビ端末「コネクテッドTV」を含めたクロスチャネル環境に対応している。

 

開発に2年以上かけたSolimarは、高度なマーケティングと事業目標の設定が可能で、AI(人工知能)ツール「Koa(コア)」を用いてマーケターはキャンペーンをより正確に最適化できる。ファーストパーティデータを簡単に取り込んで、リアルタイムのパフォーマンスを基に常にキャンペーンが最適化するよう正確に効果を測定する。ユーザーエクスペリエンス(UX)はシンプルで、キャンペーンの成功に不可欠な戦略的意思決定を促進する。

プライバシー保護の高まりを受けて、マーケターは自社の最もロイヤルティの高い顧客データのファーストパーティデータを活用したいと考えており、Solimarはファーストパーティデータを簡単にアップロードできる。プライバシーに配慮した広告体験を消費者に提供するため同社が推進するインターネットID(識別子)「Unified ID 2.0」を活用することで、さらにロイヤルカスタマーを育成することができる。

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