世の中のCM・広告は「見たくない」、見たいという人の3倍近く。どんな広告なら許せる?【リチカ調べ】
リチカは、「CM・広告に対する意識調査」の結果を発表した。インターネット広告やテレビCM、タクシーCMなどに感じる印象やメリットなどについて、全国の21~60歳の男女330人から回答を得ている。
鬱陶しい・邪魔・目障りというイメージがあるのは「ネット広告」が最多
まず「テレビCMやインターネット広告、タクシーCMなどを、日常生活のなかで見たいと思いますか?」と聞くと、「見たくない(できれば見たくない+積極的に見たくない)」が45.5%で最も多く、「見たい(できれば見たい+積極的に見たい)」13.0%の3倍近くとなっている。
そこで「テレビCM」「インターネット広告」「タクシーCM」の3つそれぞれについて、「鬱陶しい、邪魔、目障りというイメージ」があるジャンルを聞くと、「とてもある+少しある」が最も多かったのは「インターネット広告」75.5%だった。
「鬱陶しいと感じる理由」については、「自分には興味のない情報だから」74.1%が特に多く、「自分には必要のない情報だから」54.4%がそれに続く。そしてかなり数は減るが「広告の内容が嫌だから」18.6%が3位だった。興味が持てないのはもちろん、広告そのものに嫌悪感を抱いた人があいかわらず多いのは、構造的な問題を考えさせられる。
結局、商品購入につながるのはテレビCM?
「テレビCM」「インターネット広告」「タクシーCM」それぞれについて、「CM・広告がきっかけとなって商品・サービスを購入したことがあるか」を聞くと、「ある」が多いのは「テレビCM」32.1%、「インターネット広告」23.3%、「タクシーCM」4.2%の順だった。タクシーCMの低さがやや目立つ。
「CM・広告のメリット」については、「商品の最新情報をいち早く知れる」34.2%、「世の中のトレンドを知れる」22.1%。「商品の良さを知れる」17.6%などが上位だった。
なお「自分の興味関心にあったクリエイティブ(映像の内容やメッセージ)の広告であれば必要だと思いますか?」という質問に対しては、「必要」39.4%が最多だった。
調査概要
- 【調査対象】全国の21~60歳男女
- 【調査方法】インターネット調査(調査委託先:GMOリサーチ)
- 【調査時期】2022年6月24日
- 【有効回答数】330人(男性181、女性149)
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