マイナポイント取得のために登録したキャッシュレス決済、「PayPay」が最多【オリコン調べ】
oricon ME(オリコン エムイー)は、「スマホ決済サービス」の満足度調査を実施した。全国の18~84歳の男女5,097人を対象に、「マイナポイント取得のために登録したキャッシュレス決済サービス」、またスマホ決済サービスの「ポイント運用サービス」の利用状況を聞いている。
マイナポイント取得のため登録した決済サービス、最多は「PayPay」
まず、「マイナポイント事業への申し込み状況」を聞いたところ、キャンペーンの第1弾(2020年9月1日~2021年12月31日)と第2弾(2022年1月1日~調査時点まで)を合わせて49.6%が「申し込んだ」と回答した。
続いて、マイナポイント事業に申し込んだと回答した2,526人に、「マイナポイント取得のために登録したキャッシュレス決済サービス」について聞いたところ、全体では「PayPay」が15.5%と最も多かった。年代別・男女別でみても、多くの性年代でPayPayに人気が集まっている。
2位は「d払い」(13.3%)で特に30、40代の利用が多く、3位は「楽天カード」(12.4%)で10、20代の女性の利用が最も多い結果となった。
投資疑似体験の「ポイント運用」サービス利用者は46.1%
また現在、一部のスマホ決済サービスやQRコード・バーコード決済サービスでは、日々の買い物やサービス利用で貯めたポイントを元手に「投資の疑似体験」ができる「ポイント運用」サービスを提供している。
決済アプリ上で「ポイント運用」サービスを提供している「au PAY/d払い/楽天Edy/楽天ペイ/PayPay」のいずれかを利用している3,875人に対し、「ポイント運用のサービスを利用していますか(していましたか)」を聞いたところ、全体の約半数の46.1%が「利用している(していた)」と回答した。
性別、年代別に見ると、男性では50.6%、女性では39.2%の人がポイント運用をしたことがあると回答し、特に10、20代の男性では55.5%にのぼった。
- 基本的に長期でつみたて投資をしていると資産は増え続けることを学んだ(10・20代/男性)
- 情勢で値が変わるので、世の中の流れに気を配るようになった(10・20代/女性)
- 価値が変動するものだということ。ポイントが減ると心配になるけど、長期的にみて利益が出ればOK、という基本的な考えを学んだ(30代/女性)
- 短期的には喜んでいたけど、世界が荒れるとかなり下落する。長期的な目線を学んだ(30代/男性)
- ポイントでも投資して増える楽しさを学んだ(40代/男性)
- 短期の結果で一喜一憂しないことを学んだ(40代/女性)
- ポイントをそのまま使うよりお得だと思うが、少額過ぎると関心が薄れてしまう(60代以上/女性)
ポイント運用がきっかけで投資を始めた人、10~20代男性が60.1%
続いて、実際に証券会社で金融商品を購入する際にポイントを利用することが可能な「ポイント投資」サービスを提供している「au PAY/d払い/楽天Edy/楽天ペイ/LINE Pay」 のいずれかを利用している3,149人を対象に、「メインで利用しているスマホ決済を利用して獲得したポイントを、ポイント投資に利用していますか」と聞いたところ、全体の20.3%が「利用している」と回答した。また、「利用していないが、今後の利用を検討している」は29.8%となった。
性年代別に見ると、10、20代男性が30.2%と最も多く、女性では30代が17.9%で最多となった。
また、ポイント運用サービスとポイント投資サービスをともに利用している回答者984人を対象に、「あなたがポイント投資を利用、または今後の利用を検討しているのは、ポイント運用での投資疑似体験がきっかけですか」と聞いたところ、全体では42.4%が「はい」と回答した。性年代別に見ると、10・20代男性が60.1%と最も多い結果となった。
調査概要
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査対象】全国の18~84歳の男女
- 【対象条件】1)1週間に1回以上、スマホ決済サービスを利用した人 2)1ヶ月以上継続利用した人 のすべてを満たす人
- 【サンプル数】5,097人
- 【調査期間】2022/4/5~2022/4/15
- 【対象企業】16社(au PAY/J-Coin Pay/d払い/nanacoモバイル/ファミペイ/Pring/PAY ID/ PayPay/メルペイ/モバイルSuica/モバイルPASMO/モバイルWAON/ゆうちょPay/LINE Pay/楽天Edy〈スマートフォン非接触決済〉/楽天ペイ)
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