26卒就活、内定が出ても「まだ続ける!」が増加中。入社の決め手となるのは?【キャンパスサポート調べ】
キャンパスサポートが運営する大学生協事業連合UNIVCOOPキャリアナビ事務局は、「26卒就活状況調査(2025年6月実施)」を発表した。2026年卒業予定の260名を対象に調査している。
26卒の内定獲得数は「1社」が最多。就活は長期化の傾向?

まず、現在の就活状況を聞くと、26卒では「内定(内々定)を承諾し、就活終了」の割合がやや減少した。一方で、「内定(内々定)は獲得したが、就活継続中」や「自分に合う企業を探して就活中」は増加しており、全体の約4分の1にのぼった。進路選択に慎重な傾向が見られ、就活の長期化がうかがえる。


エントリー社数は「1~5社」が25.6%で過去最高に。一方で、「31社以上」の多数エントリーも増加しており、「20~30社」の中間層が減少した。この傾向は内定獲得社数にも影響を及ぼしており、最も多かったのは「内定1社」(41.3%)だった。
就活開始時期は「大学2年生の秋~冬」が倍増

内定獲得時期を聞くと、25卒までは「3~5月」に集中していたが、26卒では「3月」(31.2%)、「4月」(29.6%)についで「12月以前」(25.6%)が3位に。就活の早期化が大きく影響し、“年内の内定獲得”が主流になりつつあることがわかった。

また、就活を開始した時期を聞くと、25卒までは6月スタートが多い傾向だったが、26卒では活動開始のピークが5月とやや前倒しとなった。また、「学部2年生の10月~3月」は13.2%で、昨年比倍増となった。

内定承諾の決め手としては、「給与面の条件が良い」が昨年比で9.5ポイント増、「働き方が希望とマッチしていた」が7.5ポイント増と大きく伸長。昨年と同様に、「希望する職種だった」「社員の印象が良い」「福利厚生が充実」といった項目も上位に並んだ。
インターンシップ参加も早期化、対面形式は減少傾向

インターンシップの参加時期を聞くと、「学部3年生(M1)の6月以前」がオンライン形式・対面形式ともに増加。対面形式は全体的に減少傾向にあるものの、「学部3年生(M1)の8月・10月」での参加は微増しており、特定時期に集中する傾向が見られた。

インターンシップを選ぶ基準としては、「コンテンツ・内容に興味があるから」「本選考に有利だと考えたから」といった目的意識のある理由が増加傾向に。一方で、「参加できる日程だったから」「選考がなく参加しやすかったから」といった消極的な理由は年々減少している。

インターンシップの参加満足度が高い理由としては、1位は「社員の人柄や社風の魅力を発見できた」で61.2%。ついで「知らなかった業界・企業の魅力」「知らなかった職種の魅力」と続いており、ネット上の情報からは得られないリアルな気づきが満足度の向上につながることがわかった。
調査概要
- 【調査期間】 2025年5月30日(金)~6月15日(日)
- 【調査方法】 UNIVCOOPキャリアナビメルマガの登録者
- 【調査対象】2026年卒業予定者
- 【有効回答数】260件
- 【調査元】大学生協事業連合UNIVCOOPキャリアナビ事務局(運営:キャンパスサポート)
ソーシャルもやってます!