2023年のヒット予想、1位は「国内旅行」! キーワードは「攻めの安近短」【博報堂生活総研調べ】
博報堂生活総合研究所は、「生活者が選ぶ 2023年ヒット予想」の調査結果を発表した。2022年に世の中で注目された商品やサービス、コンテンツなどを提示し、「2023年以降、ヒットしそう/話題になりそうなもの」について聞いている。
2023年のヒット予想、キーワードは「攻めの安近短」
ヒット予想の上位には「安(安価や安心)」「近(近場、身近にあるもの)」「短(短時間・手軽に情報や成果を得やすいもの)」が多くランクインしており、2023年は「攻めの安近短」がキーワードになると博報堂生活総研では分析している。
攻めの「安(安価)」
昨今の物価高騰を受け、節約したいとの理由から「フードロス削減」(3位)、「節電グッズ」(5位)、「300円以上の商品も豊富な100円ショップ」(10位)が上位に入った。「EV(電気自動車)」が9位にランクインしていることからも、ガソリン価格の高騰の影響や、低価格化による普及への期待がうかがえる。
攻めの「安(安心)」
「若年層の投資教育」(11位)、「認知症保険」(28位)などがランクインしており、人生100年時代への備えが見られた。便利で新しい習慣として、「オンライン診療」(4位)や「アプリ婚」(28位)も入っている。
攻めの「近(近場、身近)」
「国内旅行」は全体で1位となり、「まずは近場から」の傾向が見られた。「ジブリパーク」(12位)、「ディズニーシー・ファンタジースプリングス」(18位)、「ウォーキング・アプリ」(17位)なども上位に入っている。「有料動画配信サービス」(2位)、「eスポーツ」(5位)、「メタバース」(15位)といった自宅で楽しめるデジタル/ネット領域も多くランクインした。
攻めの「短(短時間、手軽)」
「ショート動画」(8位)、「TVer」(18位)、「倍速視聴」(28位)など時間効率を高める項目が上位に。「バラエティ自販機/無人販売所」(23位)、「冷凍食品専門店」(26位)、「カプセル・トイ」(28位)など、手軽に体験できる商品・サービスもランクインしている。
調査概要
- 【調査手法】インターネット調査
- 【調査対象】首都圏、京阪神圏の15~69歳の男女
- 【有効回収数】1,008人
- 【調査時期】2022年9月20日(火)~26日(月)
- 【企画分析】博報堂生活総合研究所
- 【実査集計】H.M.マーケティングリサーチ
ソーシャルもやってます!