待ち時間のイライラタイム、通勤・病院・レジ待ち・人気料理店など16シーンごとに「ガマンできる限界」を探ってみた【シチズン調べ】

コロナ禍でみんな気長になった? 公共施設・日常生活などシーンごとで大きな差異。

シチズン時計は、「待ち時間」に関する調査結果を発表した。6月10日の「時の記念日」に合わせた調査で、日常生活のさまざまなシーンについて、ビジネスパーソン400人が回答している。

全16シーンにおける待ち時間の限界を質問

この調査では、以下の16シーンについて「どのくらい待たされるとイライラするか」を質問している。

【公共施設】
 (1)病院
 (2)役所
 (3)金融機関のATM
 (4)通勤時の電車の遅れ
【日常生活】
 (5)エレベーターを待つ
 (6)歩行者として信号を待つ
 (7)スーパー、コンビニのレジ待ち
 (8)ファストフード店で商品が出てくるまで
 (9)ランチタイムの飲食店での空席待ち
 (10)ランチタイム時、飲食店でオーダーした料理が運ばれてくるまで
 (11)居酒屋で最初の一杯が出てくるまでの時間
 (12)電話口で待たされる時間
 (13)国内のネットショッピングで購入した商品が自宅に届くまで
【覚悟の行列待ち】
 (14)人気飲食店の入店待ち
 (15)テーマパークの人気アトラクション待ち
 (16)深夜タクシーの待ち時間

2018年に実施した同様の調査と比較すると、全体的な傾向として、コロナ禍を経たことでイライラを感じるまでの時間が伸び、気長になった傾向が見られたという。その他、オンライン予約やモバイルオーダーなどの普及、スマホ利用での暇つぶし増などの要因が考えられる。

おもな結果は以下のとおり。

公共施設

病院:「45分以内」が1つの目安

「30分」36.3%が最多。「1時間」26.0%、「45分」14.8%がそれに続く。

役所:トップは「15分」だが、「30分」「30分超」が増える

「15分」28.0%が最多だが、2018年調査と比べ、「5分」「10分」の割合が減少。

金融機関のATM:5分以内が過半数だが気長傾向

「5分」34.3%、「3分」22.0%だが、「10分」以上の各時間が増加。

日常生活

エレベーターを待つ:6割強が“1分~1分超で”イライラ

「1分超」37.0%、「1分」26.5%が多く、合わせると6割超。

スーパー、コンビニでのレジ待ち:「5分」「5分超」が増え気長傾向

スーパーの待ち時間では「5分超」27.8%、「3分」25.8%が上位。2018年調査では「3分以内」でも61.1%がイライラを感じていたが、今回は50.0%まで減少した。
一方コンビニは「3分」27.3%がトップで、スーパーよりイライラしはじめるのが早いが、「5分超」が増え(9.3%→13.5%)気長傾向が見えた。

居酒屋で最初の一杯が出てくるまでの時間:これも気長傾向

「5分超」33.5%、「5分」30.3%だが、2018年調査と比べ、「5分超」が12ポイント近く増えており、若干気長になっている。

国内のネットショッピングで購入した商品が自宅に届くまで:利用者は意外と気長

コロナ禍で利用が大きく進んだネットショッピングだが、結果は「7日超」30.3%が最多。「7日超」は2018年調査の16.0%から倍近くに増えた。以下「3日」「5日」各18.3%が続くなど、利用者は意外と気長なようだ。

覚悟の行列待ち

人気飲食店:「1時間以内」が一般的なライン

「1時間」38.3%、「30分」31.8%、「15分」11.0%が上位で、「1時間以内」が一般的なライン。2018年調査と比較すると、「15分」「30分」が減った一方、「1時間」以上の各時間が増えており、これも気長傾向が見える。

テーマパークの人気アトラクション:「1時間」まで覚悟で気長傾向

「1時間」33.8%、「30分」24.8%、「15分」11.5%が上位で、計7割を占める。2018年調査と比べ「15分」「30分」が減り、「1時間」以上の各時間が増えた。 特に年代別で20代は「2時間」15.0%、「2時間超」22.0%と他世代よりノンビリだ。

調査概要

  • 【調査対象】20代・30代・40代・50代の全国のビジネスパーソン
  • 【調査方法】インターネットによる調査
  • 【調査時期】2023年4月7日~9日
  • 【有効回答数】400人(性年代別で均等に割り付け)
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