メルマガとLINE、マーケティングでどう使い分ける?「○○の喚起にはメルマガ有利」【ユミルリンクら調べ】
ユミルリンクとライトアップは、「メールマガジン(メルマガ)とLINE公式アカウント」に関する調査結果を発表した。CRM施策として有用な2つの媒体について、20歳以上の男女1,110人にアンケートを行った。企業やブランド、店舗などのメルマガを登録している、またはLINE公式アカウントを登録している人が対象。
マーケティングでの活用で、メルマガとLINEに大きな違い
まず「登録のきっかけ」を聞くと、ほぼ同じ傾向で、「クーポンがもらえるから」がともに1位だった。わずかにLINEのほうがクーポン利用が高い。逆にメルマガは「キャンペーンやセール情報が知りたいから」「商品やサービスなどの情報が知りたいから」が高く、情報収集の傾向が強い。
「アプリを開くタイミング」も、「通知がきたとき」が双方とも最多だが、LINEはメルマガに比べて「返信が必要なメッセージを確認するとき」「クーポンの確認・提示」が上回っている。
「メッセージを受け取った後の行動」でも、メルマガは「Webで購入・申し込み」45.7%、「Webでクーポンを利用する」48.6%が上位なのに対し、LINEは「Webでクーポンを利用する」45.7%が最多だが、「WebやSNSで検索する」37.5%、「店舗でクーポンを利用する」35.3%と、リアルでのクーポン活用が重視されている。
一方で「決済額」については、「ECでの購入」はどの金額帯でもメルマガがLINEを上回る。LINEは「0~6,000円まで」の金額帯でECよりもリアル店舗での購買割合が高い。Webでの行動喚起にはメルマガが、リアル店舗での行動喚起にはLINEが向いていそうだ。
最後に「メルマガの配信停止」「LINEのミュート・ブロック」について聞くと、いずれも「興味のない情報ばかりが届いたとき」が最多だが、「配信頻度」については、LINEはメルマガより相対的に低くミュートが活用されている。
こうして実際のユーザーの利用状況を調査すると、活用のされ方は双方で大きな違いが判明した。ユミルリンクによるとそれぞれの特徴は以下のとおり。
メルマガ
- 適した目的:長期的な関係構築を狙った情報提供やWebの購買行動を促すツール
- 適した内容:情報提供・Webキャンペーン・会員情報
- 適したクリエイティブ:ある程度情報を理解できる詳細な内容
- 注意する点:配信頻度(週2回以下)・テキストボリューム
LINE公式アカウント
- 適した目的:手軽さ・身近さを生かした即時アクションを促すツール
- 適した内容:クーポン配布・キャンペーン告知など
- 適したクリエイティブ:メリットや求める行動が明確にわかる短く簡潔な内容
- 注意する点:配信頻度(1日1回以下)・テキストボリューム(画像中心)
調査概要
- 【調査対象】全国20歳以上の男女で、企業やブランド、店舗などのメルマガを登録している、またはLINE公式アカウントを登録している人
- 【調査方法】インターネットリサーチ
- 【調査時期】2023年8月25日~28日
- 【有効回答数】1,110人
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