ProFutureの研究機関である「HR総研」は、「2024卒&2025卒採用動向」に関する調査を実施した。2024年卒採用活動を実施した企業の人事責任者、新卒採用担当者を対象に調べている。
24卒の初任給、大企業では6割以上が「増額予定」
まず、25卒採用の面接開始時期について聞くと、大企業では「年内に開始」(2023年6月以前~12月までの合計)の割合が45%にのぼっており、中堅企業では31%、中小企業では16%と差が見られた。
内定(内々定)出しの開始時期としては「2024年4月」が大企業15%、中堅企業17%で最多に。中小企業では「2024年7月以降」が31%と最も多かった。また、「2024年2月まで」(2023年6月以前~2024年2月までの合計)に内定出しをする割合は、大企業では47%と半数近くにのぼり、新卒採用の早期化がうかがえた。
24卒新入社員への初任給の予定としては、全体では「増額予定」が45%、「変わらない」が56%という結果に※。そのうち、「5千円以上の増額」は合計で31%にのぼっていた。企業規模別に見ると、中堅・中小企業では「変わらない」が6割以上である一方で、大企業では「増額予定」が6割を超えていた。
配属先は「入社式以前に伝える」が過半数
「入社後の配属(予定)先を伝えるタイミング」を聞くと、「選考途上(内々定前)」で25%、「新入社員研修終了時」が24%と二極化していた。 ただし、「入社式以前」に伝えている企業の割合(「選考途上(内々定前)」から「年明けから入社式までの間」までの合計)は54%と過半数にのぼった。
インターンシップの実施形式としては、大企業では「対面形式とオンライン形式を混合して実施」が64%で多数派だった一方で、中小企業では「すべて対面形式で実施」が72%と圧倒的。コロナ緩和後、インターンはハイブリッドもしくは対面形式に回帰している傾向がうかがえた。
調査概要
- 【調査主体】HR総研(ProFuture)
- 【調査期間】2023年11月29日~12月8日
- 【調査方法】WEBアンケート
- 【調査対象】2024年卒採用活動を実施した企業の人事責任者、新卒採用担当者
- 【有効回答】180件
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