マネーフォワードが債務管理の「クラウド債務支払」でデジタルインボイスの受領に対応

請求書をデータで受領、中堅・上場企業の仕訳作成や請求書保管の業務効率化を支援

クラウド会計サービスのマネーフォワードは、提供する中堅・上場企業を対象とした債務管理システム「マネーフォワード クラウド債務支払」でデジタルインボイス(適格請求書)の対応を始めたと12月9日に発表した。クラウド債務支払で取引先が送信したデジタルインボイスを受け取ることができる。請求書を紙やPDFではなく請求データとして受領できるので、受領後の仕訳作成や請求書保管などの業務を効率化できる。

画面イメージ。受領したデジタルインボイスを自動で保存

クラウド債務支払は、請求書やワークフロー管理に関わる業務を効率化する債務管理システム。購買・発注や請求書の支払における申請・承認・決裁をクラウド上で完結できる。デジタルインボイスの利用では「Peppol ID」の追加が必要。IDを新規作成する場合は、法人番号やGLN(企業・事業所識別コード)、または適格請求書発行事業者番号を使用して「マネーフォワード クラウド」の管理コンソール画面から作成する。

請求書の送付・受領業務で、データの送受信によって請求業務を完結できるデジタルインボイスを活用すれば、請求書のデジタル化だけでなく仕訳候補を自動生成でき、将来的には支払処理、入金消込などの業務の効率化が見込めてバックオフィスの働き方を大きく変える。請求書受領業務にかかっていた手間を大幅に削減できるとともに、国内の企業全体におけるデジタルインボイス導入が進むことが期待される。

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