博報堂DYホールディングスら3社が「RSA広告文自動生成AIエージェント」を共同開発

松尾研究所と開発の広告特化型LLMを活用、多様で高品質なRSA広告を短時間で制作

博報堂DYホールディングス、技術戦略立案の博報堂テクノロジーズ、東京大学発のAI(人工知能)社会実装の松尾研究所の3社は、検索連動型レスポンシブ検索広告(RSA広告)の広告文を自動で生成・精査・選定するAIエージェント「RSA広告自動組み合わせ生成エージェント」を共同開発したと9月2日に発表した。コピーライターの業務効率化と、多様なクリエイティブの迅速な生成で広告パフォーマンスの最大化を目指す。

博報堂DYホールディングスのロゴ

RSA広告は、事前に用意した複数のタイトルと説明文から最適な組み合わせを表示する。従来は膨大な組み合わせから最適解を選ぶのに数時間から数日かかっていた。新たなAIエージェントは4月に共同開発した広告特化型LLM(大規模言語モデル)の知見と、産業実装経験を生かし、数分程度での出力が可能になった。新エージェントは博報堂DYグループの統合マーケティングプラットフォーム「CREATIVITY ENGINE BLOOM」に実装する予定。

3つのエージェントが役割分担・協調して見出し案の多様性は従来比6.2%向上した。①見出し生成エージェントはLP(ランディングページ)情報から業種や強み(USP)を抽出して見出し案を生成。②リファイン(品質担保)エージェントは規定文字数以内へのリライトとファクトチェックを行う。③選定エージェントは①と②で生成した文案を14種の訴求軸にラベル付けし、各訴求軸を最低1つ含んで品質・関連性が最も高くなる10案を選定する。

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