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検索エンジン業界のパラダイムシフト
いよいよ、噂されていたビックニュースが現実のものとなりましたね!
昨年と違って、今回の提携はわりとすんなりと決定したようなイメージがあります。やはり、前回までの交渉に拒絶反応を示していた前代表のジェリー・ヤン氏が退陣したというのが大きな理由のひとつなのではないでしょうか?
さて、様々なニュースサイトを読み漁ってみてみると、今回両者が結んだ契約というのは下記のようなものらしいです。
- 契約は10年間に渡るもの。
- Microsoftは今後10年間、Yahoo!のコアな検索技術の独占的ライセンスを入手し、その技術をMicrosoftの検索プラットフォームに統合する権利を得た。
- その上で、Microsoftの提供する検索サービス「Bing」は、Yahoo!のサイト上で提供される唯一の検索エンジンとなる。
- これはアルゴリズムサーチと、有料サーチの両方に適用される。
- PPCに関しては、Microsoftの「AdCenter」に統一されるようで、広告価格は引き続きAdCenterのオークションで決定される。
- ディスプレイ広告事業は、今回の提携には含まれていない。
以上が、提携内容らしいです。
個人的にショックなのは、モチロンYahoo!のサイト上に「Bing」が唯一の検索エンジンとして実装されるということです。
ただ救いとしては、「Yahoo!のコアな検索技術を、Microsoftの検索プラットフォームに統合する権利を得た。その上で、Microsoftの提供する検索サービス「Bing」は、Yahoo!のサイト上で提供される唯一の検索エンジンとなる。」このくだりの、Yahoo!の技術をMicrosoftの検索に生かした上での、統一の検索エンジンリリースという解釈が出来るという点です。
この点をやってもらわないと、日本ではアメリカと違って検索エンジンユーザーのシェアは、Yahoo!の方が上ですからね。それを差し置いて、「Bing」にしてしまうというのは強引過ぎますし、検索ユーザー視点ではまったく受け入れることが出来ません。
それというのも、Yahoo!もBingもその検索エンジン特有のクセや、メリット、デメリットが存在しているからです。検索エンジンユーザーは、この「クセ」をケースバイケースで上手に使い分けているわけです。
アメリカからの技術や情報が日本に伝わり、日本の検索市場に影響が出るのは一体どれくらいからなのか?そして、この提携によってGoogle対策は万全になるのか?はたまたGoogleはこの事態を黙って見ているのか?
今年の夏は色々な意味で暑くなってきましたね!
【関連ニュース】
http://www.sem-r.com/09/20090729213345.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090729-00000646-reu-bus_all
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090729-00000078-mai-bus_all
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090729-00000128-scn-sci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090729-00000000-cwj-sci
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20397476,00.htm?ref=rss
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