リスティング広告の本質 「キーワードのロングテール化と作業効率化」
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今回は、リスティング広告における「キーワードの種類」と「ロングテールの基本的な考え方」に関して解説していきます。
検索数の多いキーワードを「ビックワード」少ないものを「スモールワード」、中間に位置するものを「ミドルワード」と一般的に呼ばれます。
■検索数
ビックワード>ミドルワード>スモールワード
■単語数
ビックワード<ミドルワード<スモールワード
一般的にビックキーワードは、検索数・クリック数・コスト(クリック単価)が高い傾向にあるため広告出稿の意図を把握した上でのキーワードの使い分けが必要になってきます。
キーワードの種類とユーザー傾向をまとめると・・・
■■ビックワード■■
→ 何となく探している(ニーズ認知)
●インプレッション:低い
●検索数:多い
●クリック単価:高い
●コンバージョン率:低い
※ユーザーがほしい情報探しきれていないため目的があいまい。
■■ミドルワード■■
→ 比較検討や商品の検索
●インプレッション:中間
●検索数:中間
●クリック単価:中間
●コンバージョン:中間
■■スモールワード■■
→ 今すぐ欲しい(購買)
●インプレッション:多い
●検索数:少ない
●クリック単価:低い
●コンバージョン率:高い
※購買につながりやすいキーワード群で目的がはっきり。
キーワードの種類やユーザーの心理や属性を理解したうえで、ニーズ認知の段階では、「ビックキーワード」・比較検討や商品検索段階では、「ミドルワード」・購買の場合は、「スモールワード」でのサイクルを意識したキーワード選びが必要になってきます。
キーワードをロングテール理論の考え方であてはめると・・・
検索の多いビックワードは、「ヘッド部分」、検索の少ないミドルワード・スモールワードは、「ロングテール部分」で切り分けができます。
■■ヘッド部分■■
<キーワード>
・ビックワードに該当
<検索数>
・多い
<対策>
・検索意図を深堀りするための広告クリエイティブテスト(A/Bテスト)を行う。
※精度の追求による獲得効率の最大化
■■ロングテール部分■■
<キーワード>
・ミドルワード・スモールワードに該当
<検索数>
・中間・少ない
<対策>
・検索意図に応じたランディングページを用意して、獲得機会を広げてコンバージョンへと結びつける。
※可能性追求による機会の最大化
上記のポイントをうまく活用してキーワードをロングテール化してコストダウンに結びつけることが不可欠です。
また、キーワードの見直しを行う場合に作業不可をいかに減らしていけるかというのもリスティング広告をはじめると考え込んでしまう悩みになります。
■■サービス提供側が無料で提供しているリスティング広告編集ツール■■
・『Yahoo! リスティング広告 スポンサードサーチデスクトップ』
http://listing.yahoo.co.jp/ssd/
http://help.yahoo.com/l/jp/overture/ov/smd/prod_updates/index.html
・『Google Adwords Editor』
http://www.google.com/intl/ja/adwordseditor/
広告サービスを提供しているYahoo!やGoogleなどから無料でツールなども提供されているのでキーワード見直しや広告文見直しのチューニング作業の時間を減らしていくためにもツールをうまく活用することをおすすめします。
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■執筆者 Weban (うぇびあん)
http://d.hatena.ne.jp/weban/
■こちらでも同じ内容を公開しております(スライドあり)。
http://d.hatena.ne.jp/weban/20100627
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