【活用編】スポンサードサーチ Ver.3への移行直後によくある質問と回答
新しい広告管理ツールや新機能に慣れてきたら、次は広告効果の最大化をめざそう。そのために必要な、スポンサードサーチ® Ver.3を活用するために知っておきたい知識をQ&A形式で紹介する。
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- マッチタイプはどのように変わったのか?
- どんな検索キーワードに対して広告が表示されているかを確認するには?
- 「対象外キーワード」を設定するには?
- 削除済みキーワードや広告のパフォーマンスデータを確認するには?
- どの地域から広告がクリックされているか確認するには?
- 品質インデックスの指標が移行前後で大きく変化したのはなぜか?
- 移行後にスモールキーワードやニッチなキーワードが表示されなくなったのはなぜか?
- 移行前に提供されていた「配信対象外サイトの設定」機能がなくなったが、効果が低いサイトへの配信を停止する方法はあるのか?
「マッチタイプ」や「検索クエリー」に関する質問と回答
Qマッチタイプはどのように変わったのか?
Aスポンサードサーチ Ver.3移行後、マッチタイプ(2011年11月に「検索方式」から呼称を変更)は従来の「完全一致」「部分一致」に加えて、新たに「フレーズ一致」が加わった。さらに、「部分一致」の拡張として「絞り込み部分一致」が追加された。これらを組み合わせることで、これまで以上にきめ細かい入札キーワードへの設定ができるようになる。
各マッチタイプの対象範囲と、「ギフト 内祝い」をキーワードにした際にどのように機能するのかを次に示す。
完全一致入札キーワードと検索クエリーが、語順、スペースまで完全に一致した場合にのみ広告を表示
「ギフト 内祝い」で登録すると、検索ユーザーが「ギフト 内祝い」というクエリーで検索した場合のみ広告が表示される。
フレーズ一致入札キーワードと完全に一致するフレーズが、検索クエリーの中に語順通りに含まれた場合にだけ広告を表示
「ギフト 内祝い」で登録すると、「ギフト 内祝い」というクエリーで検索した場合に加えて、「ギフト 内祝い 2011」など、「ギフト 内祝い」が語順どおりに含まれるクエリーで検索した場合に広告が表示される。
部分一致前述の「完全一致」や「フレーズ一致」でマッチするケースに加えて、入札キーワードの類義語や関連性のある検索が行われた際にも広く広告を表示
「ギフト 内祝い」で登録すると、「ギフト 内祝い」(完全一致)や「ギフト 内祝い 2011」(フレーズ一致)、また「プレゼント 内祝」(絞り込み部分一致)というクエリーで検索した場合に加えて、「内祝い マナー」「内祝い 食器」「贈り物」など、類義語や関連性のある語句に対しても広告が表示される。そのため、最も多くの広告が露出され、幅広い見込み客に訴求できるマッチタイプといえる。また広告主にとっても、キーワード選びの運用負荷が軽減されるという利点がある。
「部分一致」は、対象範囲をさらに絞り込んで広告を表示する「絞り込み部分一致」を含む。
絞り込み部分一致部分一致の対象範囲を絞り込む
「ギフト +内祝い」でキーワードを登録すると、「ギフト 内祝い」(完全一致)や「ギフト 内祝い 2011」(フレーズ一致)というクエリーで検索した場合に加えて、「プレゼント 内祝」など「+(プラス記号)」の後ろに付いているキーワード以外については、類義語や関連性のある語句の検索に対しても広告が表示される。つまり、「+」を付けた語句は、その語句自体か、ほんの少しの言葉の揺れ、たとえば、タイプミスや送り仮名の違いに対してのみ広告が表示される。一方、「+」を付けていない語句は、類義語や関連性のある検索に対して広告が表示される。「部分一致」よりも絞り込みつつ、「フレーズ一致」よりは幅広い見込み客にアピールしたい時に効果的だ。
以前、完全一致に設定されていたキーワードは、スポンサードサーチ Ver.3への移行後も完全一致として移行された。しかし、スポンサードサーチ Ver.3の完全一致については、ユーザーが入力する検索キーワードと広告主が登録したキーワードが一言一句まったく同じ場合のみ一致とみなされる。そのため、完全一致のままだとインプレッション数が激減して、機会損失を招くおそれがある。
スポンサードサーチ Ver.3では、まず候補となるキーワードを部分一致で登録する。次に、検索クエリーの状況などを見ながら、見込み度の低いユーザーへの広告表示を「対象外キーワード」(次ページで解説)で除外し、無駄なインプレッションやクリックの発生を抑えるという運用がセオリーといえる。
移行後にインプレッションが減少している場合は、マッチタイプの設定を見直してみよう。
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