大量の相互リンクみたいな操作的リンク行為に対し、不動産業者のウェブサイトがペナルティを喰らうのを見て以来、僕はブログの題材に使えるサイト(サイトオーナーが気にしなければの話だけど)を探していたんだ。そして今宵、幸運にもそうした貴重なサイトが見つかった。
フロリダ州フォートローダーデールの不動産仲介業者John Sabia氏のウェブサイトが、かつて非常に操作的なリンク行為を行っていたことは、ほぼ間違いない。でもJohnのサイトは怪しげな行為を正し、不正な相互リンクに対するGoogleの威嚇射撃を受ける前よりも、SEOの世界に関する知識をかなり深めた。気の毒な話だけど、Googleのペナルティはかなりの期間続くんだ。
Googleの厳しいペナルティがどのようなものか説明するため、Johnは彼のサイトと、それに関連するいくつかの検索結果を披露する許可を与えてくれた。比較的明確にJohnのサイトにつながるはずの検索結果を引き出すため、まずは4つの異なる検索を行ってみた。
- Google検索 - johnsabia.com
この最初の検索結果から、JohnのサイトがGoogleのインデックスから除外されていないことがわかる。実際、Googleのインデックスには同サイトのページが396ページ入っていて、ツールバーで確認したところ、トップページのPageRank表示は5/10となっている。
- Google検索 - johnsabia
当然この検索では、Johnのサイトが出てくるはずだ。この検索結果に現れる事実上すべてのページはJohnのサイトに繋がっていて、このクエリを使用する限り、ほかに行き着く先はない。Johnのサイト自体のランクは14位だった。
ところで、この検索結果の4番目には、ペナルティに関するGoogle Groupsのスレッドが出てくるけど、僕はこれが大好きだ。Johnと同じ苦労なんて経験したことないと言えたら良いんだけど、実は2004年に、僕のクライアントのサイトAvatar Financialが、徹底的なサンドボックスの憂き目にあったため、タイトルタグそのままの文字列「avatar financial hard money lenders & bridge loans」で検索しても、ランクが350位になるなんてことがあったんだ。おそらくそのとき味わった挫折の記憶が、多少なりともこの記事を書く動機に繋がっているんだと思う。さて、本題に戻ろう…。
- Google検索 - fort lauderdale fl real estate johnsabia
Johnのサイトに行き着くための絶対確実な検索クエリをもう1つ挙げるなら、トップページのタイトルタグと全く同じテキストを含めるというものだ。この検索の場合、Johnのサイトは57位に出てくる。ちなみに、これはペナルティに関する良いヒントになる。Johnのサイトに関連性が高いキーワードを追加することによって、「johnsabia」という汎用的なクエリの場合よりも、Johnのサイトのランクは上がりこそすれ、下がることはないはずだからね。
- Google検索 - bay colony fort lauderdale luxury home john sabia
この検索で、僕はGoogleのインデックスの中にある、ベイコロニー地区に関するJohnのページに注目しているのだけど、Googleの検索結果にはまったく出てこない(ただ、Johnのサイトの別のページが45位と46位に出てくる)。
これで事情はわかっただろう。真のペナルティを受けたサイトに惜しみない賞賛を。自分のサイトがペナルティを受けているのかどうかわからなければ、ペナルティがどのようなものか、もっと優れた実例を見つけることはできないだろう。もしペナルティの実例を知っているなら、遠慮なく披露してほしい。どういう訳か、僕はGoogleがどのようにペナルティを与え、ばかばかしいほど明白な検索クエリにおいて、該当のサイトやページが出てこないようにしているのか、見てみたいと思っているんだ。
もし自分もペナルティを回避するプロセスを探しているなら、この話題に関する数週間前の僕の記事を読んでみて。不正な相互リンクを削除し、他所の不動産業者サイトにも自分のリンクを削除するよう依頼した後、Johnはすでに再登録の請求を行った。Johnによると、ペナルティ期間はすでに60日以上に及んでいるそうだけど、ペナルティの解除までに、さらに5週間から10週間かかるとしても、僕は驚かないね。
情報開示 - 僕はJohnや彼のサイトに対し、個人的にも仕事の上でも一切関係していない。また現時点で、同じような業界のクライアントも抱えていない。数週間前にJohnが僕にメールをくれて、彼に少しアドバイスした。それから僕が、彼のサイトに関してブログに書いても良いか許可を求めたところ、彼が同意してくれたという経緯なんだ。
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