短時間リフレッシュで仕事の効率UP
仕事の合間や自宅で、短時間でできるリフレッシュ法やエネルギー充填法を紹介。疲れたとき、気分転換したいときなど、いつでもピットイン!
- TEXT:加藤さこ
- ILLUST:田中斉
近頃の夏バテ防止は温度差対策が決め手
夏バテというと暑さ対策で涼を取り入れるということを思い浮かべますが、我々オフィスワーカーは、暑さではなくて外気との温度差に身体がついていけないためにバテてしまいます。そのため、ここでは夏バテ対策を体温調整法に絞って紹介していきましょう。
人間の体温は、自律神経の働きで36.5℃前後に保たれています。体温が上がると副交感神経が働き、汗を出して体温を下げます。逆に体が冷えてくると、交感神経が体温を上昇させます。外が暑いからといって冷房の効いた部屋に長時間いると、交感神経ばかりが働いて、自律神経の正常な働きを狂わせてしまいます。その結果、体温調整がうまくできなくなって冷えた部屋から外に出ると激しい疲労に襲われます。顔だけ、または脇や背中だけ大汗をかくという人は、特に注意!
夏バテは、生活、運動の両方から防止していくことが肝心です。ウォーキングやなわとびなど、軽い運動で正しい汗のかき方を身体に思い出させたり、ふくらはぎなど下半身を鍛えることで血流を良くしてむくみを防ぎます。また、食事や水分補給の仕方、入浴法を工夫することでも疲労防止ができますよ!
夏バテ防止のポイント・生活編
01 部屋の温度は27℃以上に
冷房の設定は27℃が適温。外気温と10℃以上の差は厳禁! 除湿をして体感温度を下げよう。
02 水分補給はアミノ酸飲料で
水分補給は量より質。疲労回復にアミノ酸が○。特に大豆ペプチド飲料は吸収が早い。
03 ビタミンB群を積極的に摂る
身体を冷やす夏野菜の他に、エネルギー代謝をアップするウナギ、豚肉、レバーなどを摂ろう。
04 入浴は37℃のぬるま湯で
自律神経の調整のため、体温よりも少し高い37℃くらいのお湯に半身浴で汗が出るまでゆっくり!
夏バテ防止のポイント・運動編
05 10分間、歩け、歩け!
外に出る機会が少ない人は、10分ほどウォーキングをして正しい汗をかく練習をしよう!
06 ふくらはぎストレッチ
壁に向かって立ち、図のように足の角度をできるだけ垂直にして足首を伸ばし、体重をかけて30秒停止。
07 椅子スクワット
息を吐きながらゆっくり椅子から立ち上がり、おしりを少し突き出すようにして腰かける。手は腰掛けに!
08 足裏の筋肉を刺激
床にタオルを敷いて、足の指を使って寄せ集める。キレイなギャザーを作れるように!
※この記事は、『Web担当者 現場のノウハウ Vol.7』 掲載の記事です。
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