RIAシステム 構築ガイド Essential
RIAコンソーシアムが発行する、RIAの普及促進や開発に関するガイドライン『RIAシステム 構築ガイド』の2007年版である『RIAシステム 構築ガイド Essential 2007』をWeb担向けに特別にオンラインで公開するコーナー。
何をユーザに提供するのか
RIAプロジェクトは、表現力が強力なため、そもそもの目的がぼやけて突き進む危険性もはらんでいます。特に民主的に合議的に様々なことを決めていくと、表現のディテールに凝ってしまって、目的が迷子になりかねません。ですので、最初に、きちんとこうした基本コンセプトになるものを決めて置く方が、効率よく先に進めることが多いように思います。
そもそもの目的、対象ユーザー、提供するコンテンツの種類、提供方法、など、プロジェクトの主軸になる部分を、明確にするのです。時には、一枚にまとまとめておき、打ち合わせで議論が交錯し始めたら、それに立ち返ることもあって良いでしょう。
下の図は、Internetの本質をまとめてみようとした図です。基本的にInternetには何かを、「省く・集める・広げる」の三要素が備わっていて、それをユーザーが「探す・伝える・結びつける」の三つの活用方法に展開していることを示しています。そして、その先に「技術」がちりばめられている、という図です。こうした図を参考にしながら、作ろうとしているシステムが何と何を結び付けようとしているのか、などと考えて、更に適応分野などを参照しながら、その適切さを測ってみるという、原点に立ち返って考えてみるという行為も必要でしょう。
この記事は、RIAコンソーシアムが発行した『RIAシステム 構築ガイド Essential 2007』の内容を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです。※掲載されている内容は2007年5月発行時点のデータに基づいています。
RIAコンソーシアムの活動記録とも言える本ガイドは、RIAの普及促進、開発に関するガイドライン、課題解決などについて、マネージメント、ユーザーインタフェース、テクノロジーの3つの視点からみた、それぞれのテーマについてまとめています。
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