RIAシステム 構築ガイド Essential
RIAコンソーシアムが発行する、RIAの普及促進や開発に関するガイドライン『RIAシステム 構築ガイド』の2007年版である『RIAシステム 構築ガイド Essential 2007』をWeb担向けに特別にオンラインで公開するコーナー。
RIA開発がこれまでのWeb開発と異なる点/見積り範囲
見積りとは「お客様の要求を見える形に具現化し工数を算定する」ことです。この基本線は、これまでのWeb開発であってもRIA開発であっても何ら変わる部分はありえません。
しかし、画面単位ではなく流れや全体を通しての機能検討が求められるRIA開発は、1つ1つの画面単位で機能が完結されていたこれまでのWeb開発と比べ、作業区分や求められる役割が広範囲に渡るという違いが見受けられます。
例えば要求分析を考えると、「どのような方法で」「どのような手順で」「どこへデータを渡して」といった機能的な要求のほかに「どのような体験をさせて」「どのようなユーザーのニーズに応えて」というユーザー体験の部分についても検討する必要が発生します。
このように、通常のWebアプリケーション開発に求められるもの以外に、RIA固有の定量的な技術的作業部分、そして定量的には量れないユーザビリティの部分、更にそうした思考を重ね高めるためのチームマネージメントの工数が、未だ経験不足もあって高確度の見積りをできなくしている要因なのでしょう。
右項は、できる限り定量的な見積書にしたサンプルです。
見積り方法例
例)RIA構築見積り基準表
※画像をクリックするとPDFをダウンロードできます。
この記事は、RIAコンソーシアムが発行した『RIAシステム 構築ガイド Essential 2007』の内容を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです。※掲載されている内容は2007年5月発行時点のデータに基づいています。
RIAコンソーシアムの活動記録とも言える本ガイドは、RIAの普及促進、開発に関するガイドライン、課題解決などについて、マネージメント、ユーザーインタフェース、テクノロジーの3つの視点からみた、それぞれのテーマについてまとめています。
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