SEOに明るいウェブライターとして職を得るために知っておくべき10のポイント(中編)
この記事は3回に分けてお届けしている。今回と次回の2回に分けて、前回紹介した求人広告をもとに、「SEOに明るいウェブライター」として職を得るために知っておくべき10のポイントをお伝えしよう。まずは#1~#4の4つだ。
1. ウェブに精通したコンテンツライター
説明
この間チェックしたときは、「savvy」(知識のある、精通した)という言葉は、このカリブの海賊がよく発する言葉だった。ところがよく調べてみると、「ウェブに精通」と言っても、実際には「インターネットについてちょっと詳しい」程度で十分らしい。この子とこの人物が誰かぐらいは多分知っておくべきだろう。それから、ウェブに精通した人は、グーグルの活用方法くらい心得ているものだ。
条件を満たすには
ブログがどんなものかを正しく把握しておこう。そして、ブログを話題にするときにおかしな表現をせずに話せるようになること。「write a blog post(ブログ記事を書く)」「post a post(記事を投稿する)」「write posts(複数の記事を書く)」「post posts(複数の記事を投稿する)」は表現として可能だが、「post blogs(複数のブログを投稿する)」や「write blogs(複数のブログを書く)」という言い方は、複数のWebサイトに2つ以上のブログを公開することを意味するのでない限り、通常はあり得ない。
それから、好きなWebサイトを3つ、しっかり目に焼き付けておこう。なぜそれらが好きなのかも、聞かれたら即答できるようにしておくといい。そのサイトのユーザビリティが真似したいほどすばらしいのか? それとも、ソーシャルメディアの力を十分に活かしきったサイトなのだろうか?
さらに、ソーシャルメディアサイトの1つや2つは知っておいた方がいい――RedditとDiggは、ウェブでホットな話題を集めた人気サイトだ。すぐに遅れを取り戻したいならこの便利なリストを見るといい。
バズワード
RSS、Technorati、FirefoxとChrome、ソーシャルメディア、ホットトレンド
2. 作成してアップロードする
説明
作成はまあいいとして、アップロードとはいったい何だろう? 自分の書いたものを他人が読めるようにインターネット上に置くことだ。私に似たところのある人なら、「書いたものを他人が読めるように」する作業には少々慣れが必要だ。書いた文章をアップロードする方法はいくつかあるけど、ブログシステムによりも複雑なものが使われている場合は、最初から助けなしに作業することまでは求められないと思う。
条件を満たすには
私からのアドバイスは、自分のブログを作って数本の記事をアップロードしてみること。やってみれば簡単なことだし、自分が書いた文章をアピールする場としてもうってつけだ。ブログは基本的なHTMLを練習する方法としても優れている。
本当に多忙な人や根っからの怠け者なら、ソーシャルメディアサイトに登録して誰かのコンテンツを投稿するだけでもやってみて。やり方は異なるけれども、何かをオンラインで公開するという単純な行為には、多少のためらいを感じる場合がある。
バズワード
Wordpress、ブロガー、Tumblr(タンブラー)、コンテンツ管理システム(CMS)
3. 豊富にキーワードを含む魅力的なコンテンツ
説明
キーワードこそ検索エンジンを機能させるカギであり、それゆえにキーワード(キーフレーズ)は非常に重要だ。これは短い定義で事足りる。キーワードとは、人が検索エンジンで探している情報を見つけるために使う語句だ。
求人広告の多くは、キーワード調査の基本的なスキルを求めている。この初心者向けガイドを読んでみよう。検索エンジンに最適化されたコピーを実際に書く方法を学ぶ必要もある。
ついでながら、キーワードの使い方に関してはいくつかの誤解が出回っている。かつて、「キーワードの詰め込み」と呼ばれる手法や、適切な「キーワード密度」を達成するなどといったことが大流行した。もし求人に応募した先がそうしたことをするよう求めてきたら、自信を持ってこう伝えよう――「そのやり方は役に立ちません、適切に最適化されたコピー、そして何より重要なことに、自然なコピーを書くことが、サイトにとってはるかに良い効果をもたらすでしょう」と。
条件を満たすには
SEOはキーワードに始まりキーワードに終わると思う。私たちの仕事のあらゆる場面でキーワードは重要な役割を果たしている。キーワードは全体の一部と見なすべきだ。キーワードをどこで見つけ、どうやって使うのかを理解してから、適切なキーワードを探す作業を実行すること。自分の文章に適したキーワードを見つけ出し、その重要度を見積もるのに使えるオンラインツールはたくさんある。私はSEObookのキーワードツールから始めて、今は、もっぱらグーグルのキーワードツールを使っている。
バズワード
キーワード/キーフレーズ調査、metaタグ、最適化、キーワードスタッフィング(詰め込み)
4. ウェブサイトは閲覧者を増やす必要がある
説明
「閲覧者」「トラフィック」「ユーザー」「顧客」「訪問者」――すべてほぼ同じだと考えていい。コンピュータの前に座って、さまざまな方法でその企業のWebサイトにやってくる人たちのことだ。たいていの場合、これらの閲覧者を「コンバージョン」につなげることが必要になる。この「コンバージョン」という言葉は、ニュースレターに登録してもらうことからソファを買ってもらうことまで、さまざまな意味を持つ可能性があるけれど、あなたが書くコピーもここで何らかの役割を果たすことになる。あなたのコピーは訪問者を引きつける必要があるかもしれない。これについては、この後でもう少し詳しく説明しておいた。
条件を満たすには
これに関していえば、上手な文章が書ければいい。昔ながらのコピーライティングに関する一般法則に従うこと。お世話になった教授とあなたにしか理解できないような専門用語を延々と並べてはいけない。文章で無理に笑いを取ろうとしないこと。素のあなたがおもしろいキャラなら話は別だけど。
バズワード
トラフィック、Google Analytics
この記事は3回に分けてお届けしている。も今回に引き続き、SEOに明るいウェブライターとして職を得るために知っておくべき10のポイントをお伝えする。→後編を読む
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