セグメント軸ごとの分析なくして本気とはいえない

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セグメント軸ごとの分析なくして本気とはいえない

ツールで差がつくのは、ここからできることの違いによるものだ。本気で使うためには何がポイントになるのだろうか。

サイトを訪問する人は、様々な意図を持って訪問している。関心の高い人も低い人も混在しており、データを全体で見てもあまりサイトの改善施策を考えることは難しい。そこで行うのが、一部のユーザー、あるいは一部のセッションだけを抜き出して集計することだ。こうすることによって課題を浮き彫りにすることが可能になるのだ。話はアクセス解析から離れるが、たとえば、調査統計の世界では男女別や年齢別に集計し、各セグメントで傾向が異なることがわかれば、それぞれのセグメントに対して仮説検証を行うことができる。Webサイト全体の平均データではなく、こうした分析軸を持つことはWebサイトにおいても仮説を引き出すために有効な手段だ。すなわち、本気でアクセス解析を使うための重要なポイントの1つが、そのようなセグメントを切る軸を、アクセス解析ツールがどのくらい豊富に持っているのかということである。

それでは、データの一部を抽出(フィルタ)したり、複数のセグメント間の比較をする(クロス集計)ためには、具体的にどのようなセグメント軸が有効なのかを考えてみよう。

セグメンテーション(クロス集計)軸の例
  • 新規ユーザー/リピータ別
  • 流入パターン(キャンペーン、参照元、検索エンジン、検索ワード)別
  • 入口ページ別
  • コンバージョン(購入、資料請求)あり/なし
  • その他各種セッション行動(特定ページ閲覧)の軸
  • 会員/非会員、ログイン/非ログインユーザー別
  • 過去セッション行動(広告流入経験あり/なし)でも可
  • それらをすべて過去にさかのぼって集計可能

このようにセッションを軸に(参照元別、キーワード別、コンバージョンしたセッションなど)セグメント分けする場合が多いが、人を軸に(リピータ、最初に広告から流入した人など)セグメント分けすることで、広告の間接効果などについての深い分析のできるツールが増えてきている。これからはこの「人」を軸に追っていくことができることが重要になってくるだろう。

なぜなら、サイトを訪問する人の行動はセッションを跨いで進んでいくからだ。たとえば、最初は一般的なキーワードでサイトに訪問し、次は数日から数週間後にその会社のブランドワードでサイトに訪問する。そして、またしばらく経ってから、最後はブックマークからサイトに訪問して資料請求するといった行動をする。この場合に、資料請求した最後のセッションだけを調べても、最初にサイトを訪問したきっかけや、ダメ押ししたコンテンツは何だったかといったことはわからない。だから「人」を軸に複数のセッションをつないで追っていくことが重要になっていくのだ。

こうした、訪問者が最初に訪問した際の参照元のデータを、SiteTrackerは以前のバージョンから標準で用意しているし、人の行動を軸にフィルタを掛ける自由度も高いのが大きな優位点だろう。なぜこの自由度が高いことが求められるかというと、サイトはそれぞれ持っている課題や特徴が異なるため、基本指標を押さえた後は、それぞれの課題に対処できるような分析項目・視点で深くデータを見ていかなければならないからだ。そのため、本気で使うためには、このセグメント軸の自由度が高く、しかも標準で入っていることが望ましいのだ。外部データ連携を想定したSiteTrackerでは、会員DBのユーザー属性と組み合わせてセグメント分けし分析するといった支援機能もある。

SiteTrackerでは、セグメント軸の自由度が非常に高い。また、アクセスログ型のツールなので、過去にさかのぼれるというのが強みだ。JavaScriptタグ型の計測ツールでは、計測開始後のデータしか取れないし、計測タグに対して追加の実装を行わないと詳しく分析するためのデータが取れないといったことも生じる。このあたりが、標準で豊富な分析軸を有する、アクセスログ型のSiteTrackerの強みであり、本気で分析したい人向けであると言えよう。

ここで紹介した機能は、現在市場で提供されている高機能製品であれば、カスタム次第ですべて対応できるだろう。しかし、今やWebサイトのアクセスログは、顧客名簿と同様に経営資源として重要なデータであり、これらを分析する機能を標準で、追加オプションなしに利用できるというのは、SiteTrackerの大きなメリットだろう。年間サポートの更新もあるため、トレンドに沿った機能拡充も期待できる。SiteTrackerは、パッケージ製品ということもあり月額課金の製品に比べ初期投資は大きくなりがちだが、サイトの成長を考慮し、中長期でコストを算出した場合、有利になる可能性も高い。本気でアクセス解析をビジネスに生かしたいという人は、さらに機能強化されるSiteTracker 9を検討してみてはいかがだろうか。

本気でアクセス解析をする人のためのツール
「SiteTracker 9」の詳細情報はこちら

キーポート・ソリューションズの提供する「SiteTracker 9」は、アクセスログ型とWebビーコン型に対応したアクセス解析ツール。最新のバージョン9では、オンラインショップの分析に特化した「リテール分析レポート」、指標同士の計算を自由に行えるメトリックスの四則演算機能など、解析レポート全体の機能強化を図っている。

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