SEO Japanの掲載記事からピックアップ
海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
- Bingが、フェイスブックの「いいね!」を検索結果にミックス
そういう時代の流れ (Bing Community Search Blog)Bingは、フェイスブックの友だちが「いいね!」を付けたウェブページが検索結果に出てきたとき、その友だちのアイコンを表示するようになった。フェイスブックで交友関係にあるユーザーがお薦めしているページであることが一瞬で分かる。今のところは米国のBingだけの導入で、フェイスブックアカウントでBingにサインインしている場合のみの表示となる(英語版Bingで日本語インターフェイスにすればメッセージも日本語で表示される)。
グーグルも、ツイッターなどで交流のあるユーザーのツイートやツイートに含まれるウェブページを検索結果に表示するようになっている。ただし違いがあり、グーグルは通常の検索結果に追加するため検索結果が変わるが、Bingは検索結果を変えるわけではなく検索結果に出てきたページに「いいね!」が投稿されている場合にそれを表示するにすぎない。
しかし違いこそあれ、ソーシャルメディアと検索の融合を検索エンジンが進めているのが時代の流れだと言える。
- 「1ページのリンクは100未満に抑える」は過去の話
今は昔 (Google Webmaster Help Channel on YouTube)今でもグーグルは1ページの1リンクの数を100以内に抑えるように推奨しているのかい?この質問にグーグルのマット・カッツ氏がビデオで回答した。
1ページのリンクの数を100本以内に抑えるように推奨した元々の理由はとてもシンプルだった。昔のグーグルは1ページあたり100キロバイトしかインデックスしなかったので、ページがあまり長いと切り取ってしまい最後までインデックスしなかったからだ。だから大まかな目安として「100キロバイトで100本のリンク」とした。
でも「1ページに100本のリンク」というガイドラインは8年前とか9年前とか随分と昔の話だ。状況は変化していて、今のウェブはもっと豊かでたくさんの情報を持つようになっている。ガイドラインをよく見てもらえればわかるように、「1ページにつき100本のリンク」という説明はすでに削除されているはずだ。
だからと言って、1ページに5000本ものリンクを設置していいということではない。ユーザーの使い勝手が悪くなるばかりでなく、リンクファームやリンクの詰め込みに見られるかもしれない。でも「このページには101本のリンクがあるからNGだ」のように、1ページ100本を厳密に守ることもないだろう。
そもそも、このガイドラインは技術的な側面のものであって、100本以上あったからと言ってスパム扱いしていたわけではない。すべてインデックスできるとは限らなかったというだけだ。しかしすでにそのガイドラインを削除している。豊かなページにかなり多いリンクがあるのは普通だし、すべてのリンクをたどらないかもしれないと心配することはなく何も問題は起きない。
ただし、1つだけ注意しておくことがある。オリジナルのPageRankの仕組みでは、PageRankはリンク先ページに均等に分配される。500本のリンクがあったら500分の1ずつになる。何百本、何千本ものリンクにPageRankを自動的に渡したいとは思わないだろう。どのページが本当に重要なのかよく考えなければならないし、大量のリンクでユーザーを圧倒させないように気をつけたほうがいい。
- 新しい被リンク調査ツールMajestic Site Explorer
英語だけど使ってみたい (Majestic SEO Blog)被リンクチェック、つまり自分のサイトがどこからどんなリンクを受けているのかを調べるのに困っているWeb担当者も多いのではないだろうか。ヤフーが検索システムにグーグルを採用したことでlink:コマンドやサイトエクスプローラーが使えなくなり、英語圏向けのヤフーのYahoo! Site ExplorerやSEOmozのOpen Site Explorerで代用しているかもしれない。
他にはMajestic SEO(マジェスティックSEO)というツールもあり優れものなのだが、このMajestic SEOが、Majestic Site Explorerという新しいツールを公開した。
バックリンク数、アンカーテキスト、リンク元のドメイン名数、バックリンク数の月ごとの増加数などさまざまな情報が手に入る。管理サイトでない場合と無料版にはすべてのデータを表示できない制限があるが、被リンクを調べるときに利用してみたい。
- 元グーグル社員と現グーグル社員から教えてもらうウェブマスターツールのTIPS
知らなかった (Quora)米国で最近評判がいいQ&Aサイトのクオラ(Quora)に投稿されたグーグルウェブマスターツールに関する質問に対して、元グーグル社員でグーグルウェブマスターツールの開発と運用に関わっていたヴァネッサ・フォックスさんと現グーグル社員でウェブマスターツールの開発運用に携わっているクリスティーナ・チェンさんが回答した。
グーグルウェブマスターツールをすでに使っているウェブ担当者でも知らない情報かもしれないので紹介する。
ウェブマスターツールでは、サイトマップに記述するURLのドメイン名と異なるドメイン名のサイトにXMLサイトマップを置いて送信できる。たとえば www.example.com のXMLサイトマップを www.example.net に保存できるのだ。つまりXMLサイトマップは、必ずしもそのサイトに置く必要はない。複数のサイトを運用している時でもXMLサイトマップを1か所で管理できる。これをクロスサイト送信と呼ぶ。クロスサイト送信するときは、ウェブマスターツールにおいて両方のサイトの確認が完了していなければならない。
一方、1つのXMLサイトマップに含めるURLはすべて同じドメイン名でなければならない。たとえば www.example.com のURLと www.example.net のURLを同じ1つのXMLサイトマップに記述することはできない。クロスサイト送信を利用するときでもサイトのドメイン名が異なればサイトマップを分ける必要がある。
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
Web担の安田編集長が「グーグルがコンテンツ・ファーム対策の大規模アルゴリズム変更、どうなるSEO?」という記事を公開しているが、今週は、このアルゴリズム変更に関するサーチエンジンランドの記事を2本ピックアップ。
- Googleがアルゴリズム更新「ファーマー」でコンテンツファームを締め出す
通称、ファーマー・アップデート - Googleアルゴリズム更新でもDemand Mediaは死なず
DMのコンテンツは価値を生む可能性があるから?
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