衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座

Googleアナリティクスの導入から、運用、活用まで、正式なサポートがない初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。

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訪問者の企業名を突き止める! ドメイン名絞り込みでユーザーの訪問意図を探る方法(無料カスタムレポートのプレゼントあり)[第41回]

ドメイン名から企業ユーザーを絞り込み、訪問意図までを分析するカスタムレポートの作り方を解説する。

ページ

気になる企業ドメインから見られているページをチェックする

図12赤枠部分のように、ある企業ドメインからのアクセスが集中しているようなデータが確認できた場合は、サービスの導入検討などが行われている可能性がある。もう少し確認してみよう。そのためには、該当企業ドメインからの利用時にどういったページが見られているかを確認すればよいだろう。

操作手順
  1. [コンテンツ]>[サイトコンテンツ]>[すべてのページ]のレポートを表示する
  2. [セカンダリディメンション]で[ユーザーの環境]>[ドメイン]を選択する
  3. [アドバンス]をクリックし、調べたい該当企業ドメイン1つ(たとえばimpress.co.jp)に絞り込んで表示する

手順は図2から図7までとほぼ同じなので、画面は省略するが、最終的には図13のような出力画面になる。

図13:ある企業ドメインからの利用者が見たページのレポート
図13:ある企業ドメインからの利用者が見たページのレポート

この企業が有望な見込み客になり得るのかどうかを、この企業ドメインからの利用者が見たページ(図13赤枠部分)と、その見られ方のデータ(図13青枠部分)から探ることになろう。

おまけ:カスタムレポートのプレゼント

以上の操作は、慣れれば難しくないが、読者の方々の多くにとっては「セカンダリディメンション」を指定したりするのも面倒だと思うので、企業ドメイン分析用にカスタマイズした「カスタムレポート」をプレゼントしよう。

図14:企業ドメインの分析用にカスタマイズしたレポートの画面
図14:企業ドメインの分析用にカスタマイズしたレポートの画面

このカスタムレポートの設定内容だが、「プライマリディメンション」は「ドメイン」で、かつ「co.jp」が含まれる条件のフィルタが掛かっている(図14赤枠部分)。

表示している指標(図14青枠部分)は、

  • 規模に関する指標(ユーザー数、訪問数、ページビュー数)
  • ユーザーの質に関する指標(新規訪問の割合、訪問別ページビュー、直帰率)
  • 成果に関する指標(コンバージョン率、平均目標値)

である。

さらにドメイン名の項目(図14緑枠部分)をクリックすると、そのドメインからの利用者が閲覧した「ページ」の情報にドリルダウンされるという設定になっている。

自分で設定したい人のために、一応、この設定画面は以下のとおりだ(図15)。

図15:カスタム レポートの設定画面
図15:カスタム レポートの設定画面

自分のGoogleアナリティクスアカウントにログインした状態で、以下のリンクをクリックすると、このカスタムレポートの設定が、みなさんのGoogle アナリティクスに簡単に取り込まれて共有されるので、お気軽に使っていただきたい。

筆者の『ユニバーサルアナリティクス版Googleアナリティクス完全マニュアル(PDF)』が発行されました。

筆者が講義を行うGoogle アナリティクス徹底講座も、定期的に開催しています。 → Google アナリティクス ゼミナール

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