企業や個人がWebサイトで展開する商品やサービスに対して、実際に国内ユーザーがアクセスして意見を出すアンケート調査サービス「WEBリサーチ1000」を、バリューコネクトが2月3日に開始した。
アンケート内容は任意で作成可能で、調査結果はExcelデータとして、3~4営業日ほどで納品される。
調査対象者も、約100万人のなかから、性別・年齢・居住地・未既婚・子供有無・仕事有無で対象者を無料で絞り込みできる。また、スクリーニングでの絞り込みも、2,000サンプルごとに3万円で指定できる。たとえば「北海道に旅行に行ったことがある人」など、個別条件の属性絞り込みにも対応する。
対象者は最大1,000人まで。
利用料金は、1問1人あたり40円で、4万円(税別)以上から利用可能。「2問を500人に質問」「1問を1,000人に質問」「10問を100人に質問」など、問題数と人数は、さまざまな組み合わせに対応する。
参考リンク
WEBリサーチ1000(バリューコネクト)
バリューコネクト
Web担先生と初心者君のやさしいニュース解説
そうなんですか?
昔はマーケティングリサーチというと、アンケート調査をしたり、グループインタビューをしたり、購買現場で観察したりといった、「実際に人が動く」ものが中心だったんだけど、今はネットだけでもいろいろできるからね。
たしかに。アンケート調査とか、ネットですぐにできちゃいますからね。
ネット調査が出始めた頃は「これはちゃんとした調査じゃない」と言われたものだけど、もうネット利用率がこれだけ高くなっているいま、ネット調査はかなり市民権を得てきたと言えるね。
ですねー。
ほかにも、ユーザーのサイト閲覧行動を観察する「ユーザーテスト」「ユーザビリティテスト」といった調査も、ラボに被験者が来てパソコンを操作するやり方のほかに、専用のソフトをインストールして自宅にいるままで行うサービスがあったり、マウスの動きなどを自動的に記録する仕組みをサイト自体に組み込めるサービスがあったりと、多様だね。
へー。いろいろあるんですね。
このサービスも、昔なら1,000人にサイトを使ってもらってアンケートに答えてもらのは相当なお金がかかったのに、この値段でできるのはすごいと思うよ。
でも、この調査だけでユーザーを完全に理解できるわけではないですよね?
もちろん、こちらが想定していないニーズを発見するといったことは、このサービスでは難しいだろう。
ですよねー。
でも、いろんなことをWeb担当者さんやその上司の「想像」や「思い込み」で判断するのに比べれば、かなり良いものを作れるようになるだろうね。
確かに。
※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました
ネットが普及して、「ユーザー調査」「ユーザー理解」の方法論も、いろいろ変わってきているね。