Ledge.ai出張所 Ledge.ai出張所

サクッと回答、サクッと集計!Google Surveysでwebマーケがめっちゃ楽になる

「何百人単位でサクッと楽に市場アンケートがとれたらいいのに」と悩んでいるマーケ担当者も多いと思います。今回は「Google Surveys」を試してみました。

マーケティングをするうえで、言うまでもなく重要な市場アンケート。しかし、市場アンケートには時間もコストもかかります。

「何百人単位でサクッと楽に市場アンケートがとれたらいいのに……」

なんて悩んでいるマーケ担当者も多いと思います。

今回はGoogle先生から凄いツールがでていたのでそのご紹介。既存のメディアを使って簡単に市場アンケートを実施するツール、その名も“Google Surveys”。ひっそりとリリースされていたので、さっそく試してみることにしました!

Google Surveysって何? Googleフォームじゃダメなの?

Googleのアンケートツールといえば、Googleフォームを連想される方も多いかもしれません。

Googleフォームも、簡単にアンケートをとれる良サービスなんですが、フォームへの外部リンクにアクセスが必要となっていて、ユーザーアクションのハードルが、それなりに高いのが正直なところ。

そこに登場したのが、さらに気軽に回答を集められる「Google Surveys」というわけです。

気になる価格は?

調査コストは「回答1件あたり$0.1から」、回答者の属性を絞り込みたいときは、ターゲットの選択も可能。価格は上がりますが、それでも設問数が1なら$0.3程度です。

ただ、質問を増やすと料金が1件あたり$1を超えます。

公式サイトの説明では以下のようになっています。

調査コストは、「全インターネットユーザー、もしくは全Androidユーザーに対して1問」の質問をする場合で、回答1件あたり約11円。2問以上(最大10問)の場合、回答1件あたり約111円です。
年齢や性別、あるいはGoogleが独自に実施しているユーザー層のグループテストからのターゲッティングをおこない、回答者を絞る場合は、質問1問に対して回答1件あたり約33円、2問~10問で、約333円がスタート価格になります。(※2017年4月26日時点のドル円レートによる)

詳しい価格設定は、こちらをご覧ください

2問目から急に高くない? と思うかもしれませんが、回答者にストレスを感じさせないこと、アンケートが掲載される、Google提携のパートナーサイトの評価を落とさないことを考えての価格設定と思われます。
(たしかに、気になる情報を読んでる最中に「ここから先はアンケート10問に答えてから読んでね!」なんて言われたらブラウザそっ閉じしますよね)

1回答あたり333円でも充分安いですよね。質問数10、ターゲッティングありでも、回答100件で33,300円。
調査会社に委託するとなると、最低の基本料金で10万円近くかかるイメージですから。しかも早い!

※ ちなみに、エンタープライズユーザーには「Google Surveys 360」というものがあります。Google Surveysの上位版で、より細かなターゲティングが可能な、スクリーニング調査むきのツール。こちらはGoogleと直接コンタクトをとる必要があります。

実際に使ってみよう!

Google Adwordsのようにターゲットを設定して、設問を入力予算(調査人数)を決めればそれで終わり! とのことなので、実際に使ってみましょう。ツールは身体で覚えるのが一番です。

ターゲットを決める

まずhttps://surveys.google.comへ行き、Googleアカウントでログインした後に「NEW SURVEY」を選択します。

上記が、ターゲットの選択画面。年齢層や国を指定することができます。他にも学生のみ、ビジネスマン限定など、細かいターゲッティングも可能です。

細かく指定するほどアンケートの単価も上がるんですけどね……。

質問と選択肢を入力

ターゲットが決まったら、次は質問の設定画面です。

今回は、無難に好きな食べ物を尋ねるアンケートでいきます。(SNSで荒れないように、きのことたけのこを競わせるのはやめました。)
選択肢は最大7個まで増やせます。選択肢数を増やしても費用は変わりません。

調査人数(予算)の設定

次に進んで、アンケート実施のタイミングと集めたい回答数を設定します。

一度のアンケート調査で何件の回答を集めるかを決めましょう。毎週・毎月など、アンケートを定期的に繰り返して、ユーザーの嗜好の変化を調べることもできます。

プレビュー

アンケート実施前にプレビュー画面を表示することもできます。

こんなカンジでアンケートは、Google Surveys提携サイトの記事序盤に表示されます。
ユーザーが回答し終わると、記事の続きが見れる、という仕組みですね。

「あ。何回かこういうの、見たことある」って人もいるんじゃないでしょうか。実はこれ、Google Surveysだったんです。

プレビューして問題なければ、「BUY NOW」で購入しましょう。すぐに市場調査が始まります。

はい。これでGoogle Surveysの使い方の説明は終わりです。心配になるほど簡単。

答える側も嬉しい!Google Playクレジットがもらえる回答専用アプリも

アンケートは、アプリ「Googleアンケートモニター」での配信も可能。

「Googleアンケートモニター」は、回答者向けアプリで、Google Surveysから配信されたアンケートに答えると、回答者はGoogle Playで使えるクレジットがもらえるというもの。つまりアンケートに答えてるだけで、漫画・音楽・アプリなどの購入につかえるクレジットがたまってく…… これは嬉しい!

というわけで、こちらも使ってみます。

アプリを入れて、性別や年代などの基礎情報を登録。不定期で自分がターゲットとなるアンケートが配信されてきます。

答えにあわせて問いが分岐し、回答が終わるとGoogle Playクレジットが付与されます。

4問答えただけで、36円分のクレジットをゲット。漫画とかアプリって数百円だから、けっこうありがたい。

Googleアンケートモニターは、Googleの公式サービス。怪しいポイントサイトと違って、スパムメールがばんばん届く。。なんてことはないので、安心して使えますねー。

なお、お呼びでないときはこのような表示になります。

さて、気になるアンケートの頻度ですが、体感的には「あんまり来ないなあ」という印象。日本では、Google Surveysサービスそのものの普及がそこまで進んでいないように思います。もっと増えてほしいですね。(お金ほしい!)

ユーザーの声をもっと身近に。もっとスピーディーに

調査会社に依頼すればかなり細かなアンケート調査ができるというメリットはあるものの、それなりの費用がかかります。どちらかというと大規模な調査をおこなうときに利用するもので、1問や2問のアンケートに使うものではありませんよね。

  • 「ちょっと気になることがある」
  • 「これについてサクッとアンケートをとりたい」
  • 「同じアンケートを毎月集計したい」

そんなときには、「Google Surveys」が圧倒的に簡単です。

ちょっとした意志決定であれば、気軽にユーザーの声を拾えるこのツールでパパっとリサーチかけちゃうのが良さそうです。

それではまたー!

三津村 直貴 by 三津村 直貴
人工知能を中心として、医療や軍事関連のテクノロジーを扱うライター。ウェブメディア向けに記事を書く他に、サイトの運営や本の執筆、研究機関のお手伝いなんかもしている

「BITA デジマラボ」掲載のオリジナル版はこちらサクッと回答、サクッと集計!Google Surveysでwebマーケがめっちゃ楽になる

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

PDCA
「PDCA」は、Plan→Do→Check→Actionのループの略。 ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]