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ローカルSEOを真剣に学びたい人に役立つ、優良サイトのリンク集 & Twitterでフォローすべき人物集

2019年、現場で使えるローカルSEOのノウハウを得るためのお役立ちリンクやツイートを紹介
この記事の内容はすべて筆者自身の見解であり(ありそうもないことだが、筆者が催眠状態にある場合を除く)、Mozの見解を反映しているとは限らない。

2019年の最初にお届けする今回の記事では、ローカルSEOに関するさまざまな情報を発信しているサイトやアカウントを紹介している。もちろん、そのほとんどは英語での発信なのだが、ローカルSEOは細かなアップデートが多く、かつさまざまなノウハウが要求されるため、有用な情報原として紹介する。ローカルSEOの情報をしっかりとウォッチしていきたい人は参考にしてほしい。

ローカルSEOにおいて、唯一不変なのは変化するという点だ。ローカルブランドやローカル検索マーケティングエージェンシーは、成長に伴って新たな人材を雇用する。それが初心者であろうと熟練者であろうと、チーム戦略に機動的に貢献するには、業界の継続的な進展に遅れずついていく必要がある。

特にローカルSEOを初めて手がける場合、最適なニュースや分析のために誰の意見を参考にすればいいかを効率的に示すことができれば、トレーニングの時間を省ける。本ガイドは、まさにそれを目的とした設計図の役割を果たすものだ。

また、ローカルSEM業界のベテランであっても、これまで見落としていた情報源が見つかるかもしれないし、それらの情報によって進行中の学びに豊かさと深みが加わるかもしれない。

何をどのように選んだかについて、2つの簡単な注釈

  1. Mozが発行しているニュースレター(Moz Top 10)の執筆者として、私はSEOやローカルSEOに関する膨大な量のコンテンツを読んできたが、あなたのコンテンツを見落としているかもしれない。以下のリストでは、個人的にとりわけ学ぶところの多かったリソースを挙げている。ローカルSEOについて素晴らしい情報を公開しているのに、このリストに載っていないという人にはお詫びしたい。今後素晴らしいコンテンツを書く予定がある人は、ぜひ私にツイートしてほしい。私は常に、フレッシュかつ示唆に富む声にアンテナを張っているからだ。私が信頼できるコンテンツだと判断する個人的な条件は、概して画期的で考え抜かれたものであり、調査に基づいているほか、読者やテーマを尊重していることだ。

  2. リーダーの意見に従うのは有益な方法だが、それが終着点ではない。専門家でも間違えることはある。業界でのアドバイスを額面通りに受け止めるのではなく、自分自身でテストしてみよう。私がこれまでに参加した中で特に興味深かったローカルSEOに関する議論は、標準的なベストプラクティスに疑問を持つ人々から提起されたものだ。したがって、専門家の知恵を吸収するのは賢明なことだが、自分自身で実験してみるのはさらに賢明なことだ。

ローカルSEO関連ニュースの優良サイト

以下に挙げるのは、グーグルのアップデートやナレッジパネルの調整、業界事情について情報が早いリソースだ。

Sterling SkyによるTimeline of Local SEO Changesは、業界内でも主要な開発ログとしてローカルビジネスに影響を与えており、ジョイ・ホーキンス氏をはじめとするチームが継続的に更新している。

Search Engine Roundtableは、バリー・シュワルツ氏の継続的かつ献身的な取り組みのおかげで、ローカルビジネスとデジタルビジネスの両方に影響を及ぼすニュースをいち早く伝えることで定評がある。

Street Fightは、合併や買収、新技術のリリースのほか、ローカル関連でもビジネス面での主な出来事について知るには最適なオンラインリソースだ。私はStreet Fightをニュースに分類しているが、特にデビッド・ミーム氏とマイク・ブルメンソール氏の共同寄稿など、優れた解説も提供している。

Local Universityが公開している動画やポッドキャストのシリーズLast Week in Localでは、特に注目すべき内容として、マイク・ブルメンソール氏とメアリー・ボウリング氏が厳選した業界情報を配信している。さらに嬉しいことに、専門家による解説を集めたリストも公開している。

TechCrunchも、ローカルの未来を指し示すテクノロジーや商取引の実態を追っている。

Search Engine LandのLocalセクションは、複数の執筆者と協力して常に業界の最新情報を迅速に伝えている。

The SEM PostのLocalセクションも、ローカルに関する動向をチェックするのに優れたサイトで、主にジェニファー・スレッグ氏が記事を書いている。

Search Engine JournalのLocalセクションもローカル関連の速報を迅速に発信しており、おすすめのサイトだ。

グーグルのメインブログThink with Googleブログは、検索エンジンであるグーグル自身の動向について常に把握しておくための必読サイトだ。ただし、当然ながらこれらのブログはグーグルの製品や世界観を強く宣伝する媒体にもなり得ることを念頭に置いておく必要がある。

ローカル検索マーケティング分析の優良サイト

現状を分析して未来を予測するのに、最も信頼できる情報源はどこだろうか?

Local Universityの動画シリーズ「Deep Dive」は、さまざまなローカルマーケティング関連トピックについて精通した講師やゲストが議論を繰り広げており、業界内で最も一貫して洞察に満ちた分析を展開していると思う。

MozブログのLocalセクションは、才能にあふれたブロガー陣と専門的な編集基準によって、真に深く掘り下げたローカル関連トピックを慎重に注意して提供している。このメディアに何年も寄稿している者として、私は執筆者たちがMozに触発されて、志を高く持とうという気持ちになっていると断言できる。2018年に私たちのチームの身に起こった最も素晴らしいことの1つは、BrightLocalの調査回答者による投票で、MozブログがローカルSEOブログの2位に選出されたことだ。

Local Search Association(LSA)のInsiderブログは、特にその素晴らしい研究と、引用する価値のある統計を目当てに、私が何度もアクセスするサイトだ。

マイク・ブルメンソール氏のブログは、ローカル関連の速報や独自の分析で定評のある主要サイトとして、長年にわたり名誉ある地位を確立している。ブルメンソール氏が語ると、ローカル業界の人々は耳を傾ける。ブルメンソール氏の記事で私がもう10年以上も前から感嘆していることの1つは、単に大企業のビジネスやテクノロジーに畏怖の念を抱くのではなく、小規模企業の視点で物事を見ることができる同氏の能力だ。

BrightLocalの調査や研究は業界内でも特に頻繁に引用されている情報であり、私はいつもBrightLocalの年次レポートを心待ちにしている。

Whitesparkのブログは、私が望むほど頻繁には更新されないが、ダレン・ショウ氏とスタッフによる記事は、常に旬のトピックについて質の高い情報を提供している。

Sterling Skyのブログは比較的新しいが、ジョイ・ホーキンス氏とコラン・ニールセン氏が同ブログにもたらす専門知識のおかげで、ローカルSEOの中でも特に難しい側面に関するアドバイスが人気の情報源となっている。

Local Visibility Systemのブログは、ローカルSEO担当者として日々の仕事の中で遭遇する可能性が高いテーマを、フィル・ロゼック氏の思慮に富んだ見解で掘り下げており、変わらず高い人気を誇っている。

Local Search Forumは、ローカルに関する問題や悩みを持ち込むには文句なくウェブ上で最高の無料フォーラムだ。リンダ・ブケー氏が設立したそのプラットフォーム精神はとっつきやすく、フレンドリーで、楽しめることも多く、レベルの高いローカルSEO担当者たちが頻繁に話題のトピックに関する議論に加わっている。

プロからのアドバイス: 上に挙げた折り紙付きのリソースに加えて、私はよく米国各地の都市の新聞のオンライン版に目を通すことで、ローカルビジネスの課題や成功体験についての視野を広げてくれる興味深いローカル記事がないか探している。ザ・アトランティック、フォーブス、ビジネスインサイダーなどのメディアも、ときには私たちの業界に関連するジャーナリズム性の高い記事を公開することがある。ぜひチェックしてみよう!

特定のローカルマーケティング分野の優良サイト

ここでは、目を通しやすいようにテーマや業界別に分けて紹介しよう。

レビュー

  • GatherUp(旧名称GetFiveStars)は、オンライン評判管理(ORM)に関する洞察で突出しており、アーロン・ヴァイヒェ氏とチームは驚嘆すべきケーススタディや注目すべき統計を提供している。私自身、彼らの記事の引用集を用意していて、日頃から記事を書く時に参照している。
  • Grade.usも私のお気に入りのORM関連ブログで、ガレット・サスマン氏とアンドリュー・マクダーモット氏をはじめとするライターが活発に情報発信している。

メールマーケティング

  • TidingsのThe Vaultには、デビッド・ミーム氏によるメールマーケティング関連の知恵が詰まっており、小さい宝の山が大きくなりつつある。ミーム氏はかつてローカルSEOの各所で活躍した人物であり、特にこの業界に精通している。

非店舗型ビジネス

  • トム・ワディントン氏のブログは、ますます多くのカテゴリや都市でグーグルのローカルサービス広告プログラムによって経営が影響を受けている非店舗型ビジネス(SAB: Service Area Business)には必読のサイトだ。

自動車マーケティング

  • DealerOnのブログは、自動車のローカルSEOについて言えば本物であり、グレッグ・ギフォード氏は記憶に残る楽しい話を教えてくれる。

法務マーケティング

  • Juris Digitalは、ケイシー・メラズ氏とチームの学識に富んだ意見を、高度に専門的な弁護士マーケティングの分野に届けている。

ホスピタリティマーケティング

  • Acorn Internet Servicesのブログは、競争の激しいホスピタリティ分野で働く人々に直接、ブログ記事やウェブセミナーなどで語りかけている。

独立系ビジネス

  • Institute for Local Self-Relianceは、独立系ビジネスとそのマーケター向けに素晴らしい動画やレポート、ポッドキャストを公開している。
  • American Independent Business Allianceはツイッターを利用しており、私は市街地の活性化やBuy Localの動きについて注目すべき情報を得るためにフォローしている。独立系ビジネスとそのマーケターには刺激になるはずだ。

リンクビルディング

  • Nifty Marketingのブログは、その粋なローカルリンクビルディングのアイデアやケーススタディで信頼に値する。
  • ZipSproutも、人気のローカルリンクビルディング手法であるローカルスポンサーシップに重点を置いているため、このカテゴリに入る。ブログ記事やポッドキャストをチェックしてみてほしい。

スキーマ+その他のマークアップ

  • Touch Point Digital Marketingは、自社のウェブサイトにはあまりコンテンツを公開しないが、どこでもいいのでマークアップに関するデビッド・ディーリング氏の記事を探してみよう。同氏の専門知識を生かした記事が見つかりやすいのは、LocalUやMozだ。

特許

  • SEO by the Seaは、グーグルの特許について何年にもわたる比類なき分析を提供している。これらの分析は、ローカルビジネスに影響を与えたり、将来考えられる動向を指し示したりしていることが多い。

ローカル検索業界の優秀なニュースレター

これらの素晴らしい無料ニュースレターに登録して、最新のニュースやヒントを受信トレイに直接配信してもらおう。

TwitterでローカルSEOの先駆者をフォローしよう

この業界に精通している人が何を考え、何をシェアしているかについての最新情報をとても簡単に追跡できる方法だ! 以下に挙げた専門家たち(敬称略、ファーストネームでアルファベット順に記載)をフォローすれば、あなたのソーシャルカレンダーも興味をそそるローカル関連情報で満たされるはずだ。なお、これらの人々の多くが所有または勤務しているエージェンシーやメディアもフォローできることを頭に入れておいてほしい。

学んだことを共有する

あなたの声はどうだろう? ローカルSEO業界で自分の声を聞いてもらうには、どうすればいいだろうか? 答えは簡単だ。学んだことを他者と共有するのだ。私が挙げた人々やサイトはいずれも、自ら取り組んで学んだことを一度でも教えてくれたことがあるからこそ、ここで優良サイトとして紹介するに至っているのだ。以下のように、いくつかアドバイスを記そう。

  • この業界はかなりニッチ化しているが、常に新たな興味深い声を受け入れる余地はある。
  • 実験と公開―私が知る限り、信頼される情報源になる最善の方法は、発見したことを一貫して公開することだ。
  • 間違いを認める用意がある限り、間違いを犯すことを恐れてはいけない。
  • 社交的になる―イベントに参加し、尊敬する同僚の取り組みの効果を強調し、他者に心から近づくことで、多忙なスケジュールを尊重しながら、仕事への共通の関心を共有する。

ローカルSEOは、どこかジャズに似ている。私たちは皆、グーグル、Facebook、Yelpなどの大手プラットフォームやクライアントのニーズから生み出される同じコード進行をリフオフしているからだ。

マイク・ブルメンソール氏は、顧客の大多数がクチコミマーケティング(WOMM)によって牽引されている宝石商についての音を演奏する。あなたはその音を聞いて、自動車業界の誰かのためにアレンジし、誰も予想しなかった洞察をもたらす。他の誰かがあなたの洞察を得て、ロイヤルティプログラムを強化する印刷物を作成する。

誰もがこの民主的な好循環の中で学ぶことになる。だから、やってみよう。共有してみよう! 貢献への熱意はリーダーシップへの第一歩であり、あなたの観察は業界の耳に心地よく響くかもしれない。

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