SEOワザ10選――いち早く新規ページをインデックス化し検索上位獲得するには【インデックス編】
新規コンテンツを公開したら、できるだけ早く検索結果でユーザーに見つけてほしいと思うだろう。幸い、SEOの道具箱には、これを実現するのに役立つヒントやトリックがたくさんある。
椅子に深く座ってリラックスし、パソコンの音量を上げ、ホワイトボード・フライデーのなかでも人気のこの役立つ動画で、その具体的な方法をサイラス・シェパードに解説してもらおう。
(注:ワザ3については、動画では説明していないが、以下のテキストには追加している。楽しんでほしい!)
Mozファンのみんな、こんにちは。ホワイトボード・フライデーにようこそ。僕はサイラス・シェパード。以前にもこのシリーズを担当したことがあるが、またここに立てることをうれしく思っている。
今回は、新規コンテンツがより早く、
- インデックス化されて
- 検索結果に表示される
ための10のヒントを紹介しよう。
ブログやウェブサイトで新しいコンテンツを公開したら、じっと待つ。グーグルのインデックスに登録されるのを待ち、検索結果に表示されるのを待つ。
これはじれったいプロセスで、検索結果の表示順位が上がっていくのに数週間から数か月かかることもある。それが、いくつか簡単なことをするだけで、インデックス化や検索結果への表示をもっと早くしてもらうようグーグル側の処理を後押しできる。
こうしたテクニックのなかには、ごく基本的なものもあれば、より高度なものもある。では早速、具体的な内容を見ていこう。
インデックス化
ワザ1 [インデックス化]
URL検査/取得してレンダリング
基本的に、グーグルでコンテンツをインデックス化してもらうのはそう難しいことではない。
グーグルは多くのツールを提供している。最も簡単で速いのは、Search ConsoleのURL検査ツールだろう。
このツールは、これまでの「取得してレンダリング」に該当するもので、新しいGoogle Search Consoleにある。この動画の撮影時点では、まだ両方のツールが提供されているが、URL検査ツールは「取得してレンダリング」に取って代わりつつある。
URL検査ツールを利用すると、URLを送信して、そのURLをクロールするようグーグルにリクエストできる。そうすれば、グーグルが優先的にクロールするキューに追加される。「キュー」とは、簡単に言うと、クロールするべきURLのリストとしてグーグルが作成しているもののことだ。
送信したURLは優先対象になるため、より素早くクロールされて、いち早くインデックス化される。
ワザ2 [インデックス化]
サイトマップ!
そのほかによく見かけるテクニックは、ただサイトマップを使うことだ。サイトマップは、まだ使っていない人にとっては、最も簡単に素早くURLをインデックス化してもらう方法の1つだ。
サイトマップに新規コンテンツのURLを記載するということは、実際そのURLに新規コンテンツがあることをグーグルに知らせたいということを意味する。
このプロセスをさらに少しだけ最適化できるテクニックはたくさんある。
まず、誰もが知っている最も基本的な方法は、サイトマップがあることをrobots.txtファイルに記載することだ。robots.txtには一連の指示が記述されており、テキストの最後に「Sitemap:
」と書き加えて、グーグルにサイトマップの場所(URL)を伝える。サイトマップインデックスファイルでは、複数のサイトマップを追加できる。実に簡単だ。
新しいSearch Consoleにあるもう1つのレポート、サイトマップレポートでも同じことができる。ここではサイトマップを送信できる。サイトマップの削除や検証もできる。
同じことは、Search Console APIを通じても可能だ。
サイトマップについてグーグルに知らせるための本当にクールな方法なのに、多くの人がやっていないものがある。それは、「ping」機能を使用してグーグルにサイトマップのクロールを依頼することだ。
これはブラウザのアドレスバーを使ってできる。「google.com/ping?sitemap=
」に続けてサイトマップのURLを入力するだけだ。
現在使っているサイトマップですぐに試せる。ブラウザのアドレスバーに入力すると、グーグルの品質基準を満たしていれば、そのサイトマップはすぐにクロールのキューに追加され、そこにあるすべてのURLが素早くインデックス化されるはずだ。
ワザ3 [インデックス化]
グーグルのIndexing API
(おまけ:これは動画では紹介していないが、非常に優秀なツールなので追加している)
ここ数か月の間に、グーグルもBingも、URLのクロールやインデックス化を高速化したり自動化したりするのに役立つ新たなAPIを導入した。
これらのソリューションはどちらも、数百件や数千件のURLであっても、APIを通じて送信することで、インデックス化を大幅に高速化できる可能性を秘めている。
BingのAPIが新規URLまたは更新されたURLを対象としているのに対し、グーグルはAPIについて、「求人情報またはライブストリームの構造化データ」に特化したものと明記している。とはいえ、デビッド・ソッティマーノ氏など多くのSEO専門家がグーグルのAPIを試してみたところ、さまざまなタイプのコンテンツに対応することを発見した。
これらのIndexing APIを自分で使ってみたいという人には、多くの選択肢がある。
- リチャード・バクスター氏は、グーグルのAPIでSeoTools for Excelを利用することについて素晴らしい記事を書いている(英語)
- グーグルのIndexing APIガイド(日本語)
またYoastは、間もなくYoast SEOのWordPressプラグイン内でグーグルとBingの両方に対応するライブインデックス機能をサポートする予定だと発表した。
以上がインデックス化に関することだ。
この記事は、前後編の2回に分けてお届けする。今回は、新しく作ったコンテンツをいち早くインデックス化してもらう方法を見てきた。後編となる次回は、インデックス化が早くなるだけでなく、できるだけ早く検索上位を獲得するためのヒントを紹介する。→後編を読む
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