検索結果でのサイト名表示を修正する方法
グーグル検索SEO情報②
検索結果でのサイト名表示を修正する方法
「SEOは簡単」動画シリーズ第1弾 (SEO Made Easy on YouTube) 海外情報
「SEO Made Easy(SEOなんて難しくない)」というタイトルでSEOの基礎を解説するYouTube動画シリーズを、グーグルのマーティン・スプリット氏が始めた。第1回のトピックは検索結果に表示されるサイト名の修正についてだ。
日本語訳は次のとおりだ(動画に日本語字幕があるが、以下の訳は編集部で読みやすく手を加えている):
こんにちは、「SEO Made Easy(SEOなんて難しくない)」へようこそ。今日は、Google検索でサイト名を表示する方法についてお話します。
ラテン語のことわざに「Nomen est omen(名は体を表す)」とあるように、グーグル検索で何かを探す際、サイト名はユーザーにとって重要な手がかりとなります。しかし、グーグルがサイト名をうまく認識できず、検索結果でのサイト名表示を変えたい場合はどうすればいいでしょうか。
グーグル検索が正しいサイト名を認識し、希望の表示方法で示すのに役立つよう、構造化データをウェブサイトの一部として提供できます。トップページのコンテンツに構造化データを少し追加することで、検索結果でサイト名をどう表示してほしいかを、グーグルに指示できます。
構造化データをサイトのコンテンツに追加できない方は、すべてのページのタイトルに、サイト名を一貫した表記で含めるようにしてください。コンテンツ管理システムによっては、サイト名を設定すれば自動的にそうしてくれるものもあります。しかし、そうした機能を利用できない場合は、ページ固有のタイトルの前後に手動でサイト名を追加する必要があるでしょう。
また、注意してほしいことがあります。サイト名の設定は、サブドメインやトップレベルドメインでは機能しますが、ディレクトリレベルでは機能しないということです。
これを実施したら、グーグルが更新を処理してサイト名を表示するまで少し時間が必要です。また、Search Consoleを使用して、新しい構造化データを含めてトップページを再インデックスするようにリクエストすることで、この処理にかかる時間を多少短縮できます。
サイト自体の認知度やブランドを高めるためにも、検索結果での正しいサイト名の表示は重要だ。サイト名設定の詳細は検索セントラルの技術ドキュメントで確認できる。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
- 技術がわかる人に伝えましょう
知らないと痛い目に遭う!? robots.txtとnoindexの併用は意味なし
グーグル社員が注意を呼びかけ (Gary Illyes on LinkedIn) 海外情報
robots.txt
とnoindex robots meta
タグの併用について、グーグルのゲイリー・イリース氏がリンクトインで注意を呼びかけた。
特定のパス(URL)に対して、
robots.txt
ファイルでdisallow
- HTMLページ内で
robots meta
タグにnoindex
のルールを同時に指定した場合、検索エンジンは
disallow
ルールのみを参照することに注意してください。
disallow
でクロールすることが許可されないため、HTMLページのnoindex
を読み込めないことが理由です。
robots.txt
のdisallow
は、そのページを検索エンジンが読み取ることを拒否する命令だ。ページの中身を検索エンジンは見られないので、記述してあるnoindex
を認識できない。ページを絶対に検索結果に出したくないときにやってしまいがちなミスだ。
もう何年も前に、このコラムで詳しく解説したことがある。こちらから読める。SEO業界に長い人ならば聞き飽きた話題かもしれない。しかし、知らないうちはやってしまいがちなことだろう。改めて注意喚起しておく。
- すべてのWeb担当者 必見!
GBPでソーシャルメディアのリンクを管理できるようになった
今まではグーグルが自動で選択 (Google ビジネス プロフィール ヘルプ) 国内情報
ローカルSEO(GBP:Googleビジネスプロフィール)の良い話題をお届けする。
ローカルナレッジパネルには、そのビジネスが運営するソーシャル メディアのリンクが掲載されることがある。
これまでは、ここにどのページへのリンクが出るかをグーグルが自動で認識していたのだが、それが変わった。Googleビジネスプロフィールで管理できるようになったのだ。
次のソーシャルメディアをサポートしている:
- Facebook(フェイスブック)
- Instagram(インスタグラム)
- LinkedIn(リンクトイン)
- Pinterest(ピンタレスト)
- TikTok(ティックトック)
- X(旧ツイッター)
- YouTube(ユーチューブ)
管理手順はヘルプ記事を参照してほしい。
- GBP運用するすべてのWeb担当者 必見!
生成AIとは? BardやChatGPTなどのAIチャットはどのような仕組みで動くのか?
グーグルがわかりやすく解説 (グーグル検索ヘルプ) 国内情報
生成AIについて概要を解説するグーグル検索のへルプページを紹介する。このコンテンツの公開時期は定かではないのだが、1か月はたっていないはずだ。
生成AIは、BardやChatGPTの基盤となる技術だ。ヘルプ記事は次の点について説明している:
- 生成 AI の概要と仕組み
- 生成 AI の使用方法と回答の正確性の評価
- Google による AI の開発
専門的な詳細な解説ではなく、全体像をつかむためのざっくりとした解説だ。それでも知識として頭に入っていれば、AIチャットを上手に使うヒントになるし、AIチャットの限界を知ることもできる。
特に「生成 AI の利用方法」セクションは、どんな目的で利用するといいのか(とその注意点)を簡潔に説明していて、わかりやすい。
ひととおり目を通しておくことをおすすめする。
- AIチャットを上手に使えるようになりたい人用(ふつうの人は気にしなくていい)
既存コンテンツを再活用するリパーパスとは?
コンテンツ生産コストを削減しながら、より多くのユーザーに伝えられる (株式会社JADE) 国内情報
コンテンツの「リパーパス(Repurpose、流用や別用途での使用の意味)」を解説する記事を紹介する。JADEの日西氏によるものだ。
リパーパスを日西氏は次のように定義している。
既存のコンテンツを再利用し、異なる形式やプラットフォームで展開することで、効率的な情報拡散を実現するコンテンツマーケティング戦略
コンテンツの生産コストを削減しながら、より多くのユーザーにコンテンツを伝えることができるのが、リパーパスのメリットだ。
JADEのリパーパス例として次のようなものを挙げている:
- ライブ配信の切り抜き動画
- 月次報告会のスレッドコンテンツ
- 紙芝居形式コンテンツ
このほかにも、さまざまな形式に変換したリパーパスコンテンツの作成方法と効果の実例を紹介している。
筆者が参加する海外のSEOカンファレンスでは、リパーパスはしばしば取り上げられる。しかし、日本ではあまり耳にしない。JADEの例以外にも次のようなリパーパスが考えられる:
- 記事コンテンツの動画化やポッドキャスト化
- YouTube動画の一部をYouTubeショートやTikTokのショート動画に変換(そこから本編やサイトに誘導)
- ホワイトペーパーの要約をブログ記事で公開(ダウンロードを促す)
コンテンツの種類は多種多様だ。さまざまなリパーパスが考えられる。日西氏は、リパーパスのポイントを次のようにまとめている:
伝える相手や場所やアプローチを変えることで、1つのコンテンツを多角的に利用すること。自社内に眠っているあらゆるコンテンツを再活用すること
あなたもリパーパスにチャレンジしてみよう。リパーパスの具体的なやり方は元記事で学んでほしい。
- すべてのWeb担当者 必見!
海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ
DiscoverとBingチャットに関する記事をピックアップ。
- Google Discoverのトラフィックが変化する理由から読み解くDiscover最適化
Discoverに秘策はないがコツはある
- Discoverがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
- Bingチャットからのトラフィックをウェブマスターツールがレポートするように
ウェブ検索と分離できないのが惜しい
- Bing SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
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