ネットコンサルティングのゴメス・コンサルティングは、全国の市区町村が開設しているウェブサイトの使いやすさを評価した「自治体サイトランキング」を3月18日公表した。総合順位トップは大阪市で、2位は東京都三鷹市、3位には神奈川県相模原市が入った。大阪市のサイトは、メニューページなどの話しかけるような文言や、文章中の単語をコンテンツページにリンクするなど、見やすさや読みやすさへの配慮が特徴的だった。
自治体サイトの使いやすさや情報量には大きな差があるのが現状。コンテンツが増え続けたことによる継ぎはぎ構造も目立ち、使いにくくなっているサイトがあった。さらに、難しい言い回しが多かったり、コンテンツが一般には考えられないような場所にあるケースも少なくなかった。
総合1位の大阪市サイトのリンクや細かな文言への取り組みは、使いやすさを向上させるための優れた事例だという。三鷹市や相模原市など、上位に入ったサイトではよくある質問(FAQ)コンテンツが充実。質問を検索する機能が充実しているほか、アクセスランキングなど、細やかな情報提供が行われていた。
全国1778の市区町村サイトを対象に2009年12月1日~2010年3月10日に同社のアナリストが実際にサイトを閲覧。30項目で予備調査し、基準を満たす170サイトをノミネートした。ノミネートしたのは市138、町11、村2、東京都特別区19。使いやすさと情報の公開度・先進性の切り口からユーザー視点で設定した約240の調査項目で評価した。
総合順位の20位までは次の通り。
1=大阪市(大阪)▽2=三鷹市(東京)▽3=相模原市(神奈川)▽4=神戸市(兵庫)▽5=姫路市(兵庫)▽6=立川市(東京)▽7=大府市(愛知)▽8=久留米市(福岡)▽9=厚木市(神奈川)▽10=練馬区(東京)▽11=広島市(広島)▽12=江戸川区(東京)▽13=いわき市(福島)▽14=岡崎市(愛知)▽15=所沢市(埼玉)▽16=春日井市(愛知)▽17=芦屋市(兵庫)▽18=安城市(愛知)▽19=板橋区(東京)▽20=岐阜市(岐阜)
ゴメス・コンサルティング
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